INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■フランス語だと冴羽獠はNicky Larson(ニッキー・ラルソン),槇村香はローラ・マルコーニだそうで2020年 4月 4日(土) 2:27:09 [さくらのブログから転記] |
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去年12月に、フランスの実写映画「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」(原題:Nicky Larson et le Parfum de Cupidon)を観てきました。 原作へのリスペクト度が非常に高く、日本でも大変話題を呼んだ映画になっていました。去年はオリジナルアニメ映画が公開されていたこともあって、シティーハンターが大変話題になった一年となりました。 監督・主演・脚本のフィリップ・ラショーは、世界中で大ブーイングとなったハリウッド版実写映画「ドラゴンボール・エボリューション」の大失敗を反面教師に、まるで真逆の作り方をして大成功を収めたと聞いています。原作者の北条司先生も大絶賛だったということで、こちらも「ドラゴンボール・エボリューション」とは真逆ですね。 (鳥山明先生は、ハリウッド版実写映画公開時のコメントでも微妙なコメントを寄せていましたし、その後のアニメ映画作成時にも、けっこう口を出すようにしたと聞きますし) で、今週、DVDのレンタルが開始されたということで、元々のフランス語版だとどうなっているかな?という興味から借りてくることにしました。 たしか、近場の映画館では、日本語吹き替え版しか上映していなかったと思うんですよね。 フランス語では、この映画の題名は「Nicky Larson et le Parfum de Cupidon」だそうで、日本語に直すと「ニッキー・ラルソンとキューピッドの香水」といったところでしょうか。邦題として「最香」(さいこう)としたのは、なかなかニクイ翻訳だと思います。 日本語吹き替え版では、作中で各登場人物は「リョウ」「カオリ」「(槇村)ヒデユキ」など、日本語の原作通りの名前で呼ばれていましたが、フランス語だと冴羽獠はNicky Larson(ニッキー・ラルソン)、槇村香はローラ・マルコーニという名前で呼ばれているようですね。(ヒデユキはトニー) まぁ、「リョウ」とか「カオリ」という名前で言われても、フランス人にとっては没入感が削がれるでしょうから仕方ないですね。 なにせ、演じているのはフランス人ですからね。 というわけで、フランス語版で冴羽獠は「ニッキー」と呼ばれるので、フランス語版の音声でこの映画を観ると、なかなか興味深いことに、字幕では「ニッキー」と表示されることになります。 引用:Nicky Larson et le Parfum de Cupidon ©AXEL FILMS PRODUCTION - BAF PROD - M6 FILMS Copyright Axel Films Production 気になっていたのは最後の方のシーン。 スマホが大きく映し出され、冴羽獠とのメッセージのやり取りが表示されます。 引用:Nicky Larson et le Parfum de Cupidon ©AXEL FILMS PRODUCTION - BAF PROD - M6 FILMS Copyright Axel Films Production 「Ryo SAEBA」が「カオリ(Kaori)を見守る」と言ってくれてます。 自然と見られるシーンなのですが、フランス語版ではどうなっているんだろう?という観点で観ると、かなり気になるシーンになります。 もしかして、ディスニーやPixerのアニメ映画みたいに、言語ごとに表示文字列を変えたりしてる? フランス語版を観てみました。 引用:Nicky Larson et le Parfum de Cupidon ©AXEL FILMS PRODUCTION - BAF PROD - M6 FILMS Copyright Axel Films Production 差出人の名前は「Nicky Larson」になり、見守る相手の名前は「ローラ(Laura)」になりました。 すげぇ、ちゃんと別映像を準備していたのか! ちなみに、日本語吹き替え版を日本語字幕を付けて観た場合、カオリは全編にわたり(字幕的には)「ローラ」と呼ばれ続けているわけなので、画面上はKaoriでも、このシーンでの字幕は「ローラ」になります。 引用:Nicky Larson et le Parfum de Cupidon ©AXEL FILMS PRODUCTION - BAF PROD - M6 FILMS Copyright Axel Films Production 没入感を削がないために、字幕についてもここまで考えられているとは! 素晴らしい気づかいに脱帽です! 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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