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■家の中もハイテクにしたくて。Raspberry Piが温度から自動判断してサーキュレータを回すシステムを作りたい

2023年 9月 9日(土) 0:00:00



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昨日のマクドナルドの件もありまして、家の中もハイテクにしていきたいなぁと思ったりして。

自宅では、Raspberry Piの常時起動サーバだったりとか、Wi-Fiルーターだったりとかが常に動き続けており、熱を発しております。

これらの機器が暑くなりすぎることを防ぐため、サーキュレータを設置しています。今現在は在宅勤務が多いこともあり、僕が暑いと思ったらサーキュレータを回しに行くようにしています。ただし、回しっぱなしだと電力効率が悪いですから、電源タイマーを設置していて、適当な時間にサーキュレーターが止まるように、人間の判断でOFFとする時間を設定していきます。

ただ、これは在宅勤務が多いことを前提としているわけで、今後どうなるかは分かりません。人間が居なくても、Raspberry Pi自身による温度の自動判定でサーキュレーターを回すようにしたい。

というわけで、赤外線リモコンでコントロールできるサーキュレータと、任意のタイミングで任意の赤外線信号を飛ばせる「USB赤外線リモコンアドバンス」を購入することにしました。もちろん、USBの接続先はRaspberry Piです。

上記商品のパッケージには、サイズはフリ○クに収まるサイズだと書かれていたので、ケースとして使う目的でフ○スクを買ってくることにしました。

以前にRaspberry Pi Zeroをフリス○に収めたときのことを思い出しますね。

参考にするのはRaspberry PiのSoCの温度で、Raspberry Pi OSならば、vcgencmd measure_tempで取得できます。

この温度が47℃以上になったかを基準として、ファンを起動させます。温度の監視は、crontabで1分おきに実施します。温度の確認等の各種ロジックはBashスクリプトで作成します。

で、いつも分からなくなるのが、Bashスクリプトでのif文の書き方、数値による条件文の書き方。その度にググって、いいのが見つかったら、それを参考に書き方を考えるのですが、今の時代は大変便利なツールがあります。AIです。AIに、「こんなのを書いて」とお願いすれば、書いてくれます。人間は机上レビューするだけで良い。







ほんと、便利な世の中になったものです。こういう分野であれば、AIは「ググる」よりも、極めて効率よく目的を達成できます。

次に問題になるのが、リモコンによるON/OFF制御の問題。たいていのリモコンの場合、ON/OFFは1つのボタンが割り当てられています。それでも最近のエアコンならば、ONのときとOFFのときで信号が分かれていることもあるのですが、今回購入したサーキュレータは、ON/OFFは同一の信号になっていました。

つまり、「温度が高くなってきたからサーキュレータをONにしよう」と思って信号を送っても、OFFになってしまう可能性がある。その逆も然り。

なので、ON/OFF状態をRaspberry Pi側でも持っておくなり、何らかの手段でON/OFF状態を知るなりする必要があります。

今回購入したサーキュレータの場合、リモコンからOFFタイマーを設定できるようになっていました。Raspberry Piが暑いと判定した後、リモコンでONの信号を送ったら、すぐにOFFタイマーを1時間に設定し、その後の61分間は温度監視を行わないモードに移行するようにすることで、ON/OFFの同期を取れるようにしました。


これで一件落着…だったのですが、一つだけ気に入らない点が。

今回購入したサーキュレータは、DCモーターを採用した静音設計を売りにしていて、赤ちゃんがスヤスヤ眠る様子が宣伝に使われています。

にも関わらず、リモコンでサーキュレータをONにするとき、タイマーをセットするとき、風量をコントロールしようとする時、極めてけたたましく「ピーッ!」というデカい音が鳴ります。こんなにデカイ音が鳴ったら、赤ちゃん、起きちゃいます。

幸いなことに、我が家において、このサーキュレータで冷やす対象は、赤ちゃんではなくRaspberry Piだから、デカイ音が鳴っても良いのですが、なんというか、こういうところの設計と宣伝との乖離って、どうにかならんもんなんですかね。



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