INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■いっきに積読を消化したいモードになったので読んだぞ「グッバイ宣言」2022年 1月30日(日) 0:00:00 |
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昨日の流れで、そのまま積読を消化したいモードに入ったので、買っただけで読めていなかった「グッバイ宣言」(三月みどり・著)を読みました。 YouTubeで公開されている、Chinozo氏の同名のボカロ曲のノベライズとなります。 漫画やアニメやゲームがノベライズされるという話はよく聞くのですが、ボカロ曲がノベライズされるという話は(少なくとも自分にとっては)前代未聞だったので、見つけた途端に買ってしまいました。で、買っただけで読めていなかったんですけどね。 読めずにいる間に、長女に先に読まれてしまいました。小学生には「スクールカースト」や「LHR」などの概念は理解できただろうか……。 まぁそれはさておき。 冒頭数ページにカラー挿絵が入っていて、本文内にも挿絵が入るスタイル。懐かしい。10年前とかよく読んでた。ライトノベルの方式だ。 僕がライトノベルをはじめて読んだのは「涼宮ハルヒの憂鬱」だったんですが、一昨年、突然新刊「涼宮ハルヒの直観」が出たので、……ライトノベル的なものを最後に読んだのは、それかなぁ。 引き籠っているのは真正面に映るパーカーを着た少女か。あるいは、後ろにいる男の子の方か。 パーカーをパジャマ的に着て、家の中でゴロゴロ(引き籠り)している少女を、後ろにいる男の子が救い出すのかなぁ。 …とか思っていたら逆でした。後ろにいるプチ引き籠りの男子高校生 桐谷翔を、パーカーを着て登校してくる破天荒な女子高生 七瀬レナが救い出すお話でした。 そして思い出した。数々のライトノベルを読んでいると、高校生活には甘酸っぱいボーイミーツガールの話がたくさん入っていて。この話もそんなお話なわけで。 自分が高校生だったころは、部活動にのめり込みすぎて、ボーイミーツガールの世界を一切経験できなかったなぁ。まぁ、のめり込みすぎるほどの部活動というのも、非常に重要な体験ではあったのですが、隣の芝生は青く見えるもので、自分が高校生活で体験できなかかったものの方が、素晴らしく見えてしまいます。ああ、僕にとってライトノベルは、体験できなかった、ボーイミーツガールな甘酸っぱい経験を疑似体験する場だったんだった。急に心が上下にガクンガクン揺さぶられる感じがしてきて、ああ、これだよこれ。高校生活を描いたライトノベルだよ。 だいたい、破天荒な少女というのがいて、例えば月曜日から金曜日まで違う髪型をしてきて、自己紹介で宇宙人やら未来人やらを探し出して、主人公を無理やり不思議な世界に連れ出そうとするんだ。………というのは、違うライトノベルの話でした。 とはいえ、この小説に出てくる女子高生 七瀬レナも、何度没収されてもパーカーを毎日学校に着てくるなどトラブルメーカーであって、そんな少女が、引きこもりの少年を広い世界に引きずり出す。このフォーマットに、Chinozo氏のボカロ曲をうまくプロットしましたね。おそらく、「原作縛り」として入れたであろう、例のポーズには、若干の無理やり感が……ありましたけどね。いいんじゃないですかね。各所に薄い伏線が張られていたり、他作品を知っていると楽しめる要素(「霧島」など)も散りばめられていますし。 イラストは、原作同様、アルセチカさんが描いています。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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