INASOFT 管理人のひとこと

昨日と一昨日で、初心者の言う「何もしていないはここまで含まれる」「（あり得ないことを）○○やりました」について書きましたが、今日はその続きで、初心者の言う「○○できない」にも気をつけようという話です。

たいていは詳細条件や、どのように操作したかが示されず、また、動作環境（Windowsのバージョン等）も知らされることなく、いきなり「動きません」「できません」（何ができないかすら書かれていない）みたいなことが多いのですが、ここで話をするのは「○○ができません」と書かれているパターンですね。

先日体験した話なのですが、こういう方の場合「Aはできて、Bはできて、Cはできて、Dはできない」のことをまとめて「Aができない」と表現してしまうことがあるみたいで。

先日、「いじくるつくーるを使うと、Windows Media PlayerでCDを取り込めない問題が解決できるらしいと書かれたサイトが見つかったので試してみたのだが、操作方法が分からない」という問合せをもらいました。

そのサイトのURLを教えてもらったので見てみたのですが、特にわかりにくい書き方をしているわけでもなく、普通にその通りに操作すればできるはず。そのため、具体的にどこができないのか、どこがわかりにくいのかを聞いてみることにしました。

すると、「CDの内容は取り込めるのだが、取り込んだときの曲名が文字化けする」という、驚愕の新情報が聞かれました。

もはや、そのサイトに書かれている内容が全然関係ない。ってか、１回目の質問内容と２回目の質問内容が、大分かけ離れてる。

「初心者には、同じ質問を２回行うと、違う回答が返ってきて、問題の解決が一歩前進する」という話を昨日しましたが、同じ質問を２回したわけでもないのに、全然違う質問に生まれ変わっていて、もうどうしたらよいやら。

ってか、もはや、いじくるつくーるのサポートとか、全然関係なくなっちゃっているし……。

自分にとっては専門外だしサポートの対象でもない旨伝え、質問者からもそれを理解する旨を聞いたのですが、「専門外でも良いので、なにかアドバイスが欲しい」と言われまして。

とりあえず専門外の一般論として、ネットでググって問題解決を試みたい場合は、起きている問題を正確に打ち込んで探しましょう、ということをアドバイスしました。もはや、「いじくるつくーる」の「い」の字も出てこなくなっちゃいましたけどね。

そういえば、東京の方にある大手デパートだったか。

案内係の人は、他のデパートで開かれているイベントや行事、特売品についても知っている必要があるといいます。

というのも、「このデパートで○○というイベントをやっているらしいけど／□□を大安売りしているらしいけど何階か？」と聞かれて、「それはうちのデパートではなくて、３件隣の△△デパートでやっていることなんですよ」と案内する必要も出てくるからなんだとか。

フリーソフトのサポートにも、そういうスキルが求められるんでしょうかね。

ちょっと、オーバースペック気味な気もします。