INASOFT 管理人のひとこと


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■ライセンス変更は諸刃の剣

2013年 4月24日(水) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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先日、公開ソフトのライセンス条項追加を行い、そのねらいについて説明をしたわけですが、そもそもこの施策は諸刃の剣となっている施策です。
字句通り解釈すれば、ただ単に、当サイトで公開しているソフトのユーザー数を減らすことにしかなりませんからね。
まあ普通、ライセンスというものは字句通りに解釈され、遂行されることを求めるものであり、本件としても例外というわけではないから、その通りになるわけですけどね。

ただ、本来の目的は上述の通りな訳ですから、真の目的が「トレンドマイクロ社のウイルスバスターとの併用を減らし、ユーザー数を減らすこと」であるわけではありませんからね。

だから、「使うのやめました」「他のデフラグソフトを探しているところ」というメッセージを、いちいちリプライしてくる方がいるというは、なんと言うか、本来の意図とは違う対応のされ方であり、悲しいことではあります。
(悲しいけれども、ライセンスとは字句通りに解釈・遂行されることが求められるから、ライセンス策定者としては、文句を言う筋合いにないことは理解しています)

ただ、そういうリプを出してくる人が、恒常的に「コンテンツを提供する側の人物」だったりすると、思いは複雑であります。


これまで何度も述べた通り、連続誤検知や連続誤ブロック、それらに伴う冤罪被害者救済拒否問題は、誰のところにでも襲いかかる問題であり、明日にもあなたの提供するコンテンツが冤罪被害を受けるかもしれませんよ、というところが理解してもらえていないところは悲しい。


ただ、自分が「ライセンス変更を受ける側のコンテンツ提供者」の立場だったとして、今回の事件の被害者にまだなっていなかったとしたら……。自分も理解している自信はない。


というのも以前、UNLHA32の作者がウイルス対策ソフトメーカーと戦っているとき、その行動を完全に他人事だと捉えていたから。lzh形式が使えなくなっても、代替としてzip形式があるから、それでいいやと思ってしまっていたから。

だから、これが自分の身に降りかかってきた今になって、とても後悔しています。

彼らにはこの後悔を繰り返してほしくないな、と思います。


ちなみに、このライセンス変更の件を「迫撃砲」と表現した方がいらっしゃったんですが、僕の中では花火信号弾だと思っています。なぜなら実質的に無視すれば効力にないライセンスだし、今回は「社員に知ってもらい、内部から改革をしてもらうことを目的とした」広報宣伝注目集めが目的だから。しかも、とびきり”無慈悲”なやつ。

ユーザーを減らす諸刃の剣的なライセンス変更をしてまで実施した施策です。望むような(社員が知ること、社員が内部から改革を起こす行動をとること)結果が出たのか、是非ベンチマークしたいです。良い方法はないものでしょうか?

もし、良い手段がある方がいれば、メール等で是非ご一報いただきたいと思います。


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