INASOFT 管理人のひとこと


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■今回の施策のねらいについておさらい

2013年 4月 8日(月) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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今回の施策のねらいとするところについて、おさらいしておこうかと思います。

去年4月から発生している一連の騒動(トレンドマイクロ社のウイルスバスターによる連続誤検知問題と冤罪被害者救済拒絶問題)を通して知った事として、問題の根が深いこと、また読売新聞等が報じたように他に被害者がいることです。
自分としてもいくつかの行動を起こしていますが、最近自分の中で置いている最終目標としては、この事件の根本的な解決です。その中には、他の被害者の放置はなるべく少なくしたいという気持ちもあります。

だから、自分のソフトがただ単に多く使われればいい/ウイルスバスターをたくさん除去してやればいいというわけではありません。それは各行動の過程だったり、目標の後にくることだったりしますが、最終目標とは違います。
では、一連の事件の根本的な解決を目指すならどうしたらよいか、考えました。TwitterやFacebookのユーザーと交流するうち、次の4つが浮かびました。



(1)トレンドマイクロ社を倒産させること。
(2)株主に訴えかけ、問題解決に意欲的になるように圧力をかけること。
(3)ウイルスバスターの採用率を下げ、経営を圧迫させることで、間接的に経営者に気づかせること。
(4)トレンドマイクロ社員に訴えかけ、内部から問題解決を促すこと。


注意して欲しいのは、別に「トレンドマイクロ憎し」を第一義に活動しているわけではないことです(もちろん憎いですが)。あくまで第一義は問題の根本解決で、自分以外の冤罪被害者も救うことが含まれます。
このことから、トレンドマイクロ社のウイルスバスターのアンインストール量を増やすことが目的ではありません。もちろん、それが中間目標になっている施策もありますが、今はそれではありません。

今回、実施したい事項として、『一般の目には映る過激度は比較的低めだが、効果の出せる方法』として、「(4)トレンドマイクロ社員に訴えかけ、内部から問題解決を促すこと」を採用することとしました。

(1)はあまりにも現実的ではないアイディアなので除外するとして(と思ってしまうのは、自分が危機管理がなっていないがゆえの甘えなのかもしれませんが、今はそういうことにしておきます)……。

ただ残念ながら、以前にユーザーから報告のあったとおり、トレンドマイクロの社員は、そもそも本件を知らないようなのです。だから、まずはトレンドマイクロ社員に訴えかける必要があります。

まずは、知り合いや家族を通して、トレンドマイクロ社員への呼びかけを考えました
しかし、効果的な呼びかけとは何でしょう。作者が悲鳴を上げるようなブログで書くことは効果的でしょうか。
おそらく、より一般の人から耳目を引き、トレンドマイクロ社員の心へ訴えかけられる方法を考えた結果、 先日示したような、トレンドマイクロ社の社員と家族の使用を禁じるようなフリーソフト使用ライセンス条項の追加となりました。

なので今回、相手にしているのは、ある程度情報リテラシーの高い方となります。たぶん、トレンドマイクロ社員なら、ある程度情報リテラシーが高いと言えるでしょう。自身が何のソフトを使っているかくらいはわかるでしょう。
(分かって欲しい、というのが願いではあります。残念ながら、僕を最初に担当したサポート担当者だとしたら、分からないだろうと思います。本当に残念ながら)

というわけで、現在のステップとしては、このような施策となりました。
今後、本施策の効果が薄れてきた頃を狙って、(2)や(3)などが効果的に実施できるような施策を投入していくことになると思います。

実際、セットアップがトレンドマイクロのレジストリを認識し、インストールを拒否する仕掛けについては、検討~実践テストを行っています。
notsetup.jpg

上記のセットアップスクリプトについては、作成・動作確認まで終わっており、現在はコメントアウト状態にして公開しています。

また、この他に技術提供を申し出てくれている方もおり、大変心強いです。


【追記】本件について2013年4月8日の窓の杜ニュースで取り上げていただきました。ありがとうございました。これで、少しでも多くの関係者に思いが伝わることを期待しています。


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