INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■作者がウイルス対策ソフトメーカー(ウイルスバスターのトレンドマイクロ)に問合せをするのは是か非か…?2012年10月10日(水) 1:23:27 [はてなダイアリーから転記] |
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一昨日、「よくある質問:トレンドマイクロの言うことなんて無視すれば / ウイルスバスター使用者のことなんて無視すれば いいんじゃないの? について」を書きまして。 これですね。 https://talk.inasoft.org/20121008-0001.html 多くのユーザーの意見としては、そんな問合せをしなくていい、という世論が(作者のTL上では)形成されているんだなぁということを痛感したわけですが、それを受けて、何件かの転載先サイトの管理を行っている方から、大変萎縮した感じのメールを受け取りました。 フリーソフト作者によるウイルス対策メーカーへの問い合わせ義務の是非については、これは大変、難しいところですね。 いちおうフリーソフト作者も「著作権」という権利を享受する身でありますから、「権利の裏には義務が存在」し、ここでいう義務とは「正しい著作物を、ユーザーに届ける努力」のことだと思っていますので、その努力の一環として、作者がウイルス対策メーカーへ問合せをすることは、筋の通っていることかもしれません。 ただ、こと今回の問合せに関しては、残念なことに、かなり骨の折れる作業となってしまいました。 想像を超える規模の、というか、個人(無償) 対 企業サポート(給料あり) という構図であり、趣味の範囲を超えていて、モチベーションが持たなくなるのも当たり前でした。 そして、ガス欠になってしまいました。 ガス欠になった後、今回の失敗の原因を探っています。 フリーソフト作者の「著作権」の権利って、一般的な著作物に対する「著作権」に対し、かなり制限されたものになっていると言えます。それは例えば、対価を必要としないことですね。 それゆえに、フリーソフトのユーザーには「自己責任」が付きます。おそらくこれは、作者が持つ権利(著作権)の一部を、フリーソフトの名の下で放棄することによって、その「権利の裏側にある義務」の一部をユーザー側に置いている、ということになると思います。 そのユーザー側に置いた「義務の一部」に、「ウイルス対策ソフトメーカーへの問合せ義務」が含まれるのか、という議論になるのだと思います。 突き詰めてみると、大変難しい問題です。 ただ、一般的なフリーソフトのドキュメントには「作者は一切の責任を負わないものとする」ということが書かれていますので、そういうことなら、「ウイルス対策ソフトメーカーへの問合せ義務」も、作者側には存在しないとみなすのが適当かもしれません。 作者のTL上の世論も、そうであるべきと、言っているんだと思います。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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