INASOFT 管理人のひとこと


フリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。
2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。
・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/
・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/
2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32]

目次 | ←前へ / 2012-03-26 00:34 / 次へ→ / 最新へ⇒

■すっきり!! デフラグ 4.78.03α公開とSSD

2012年 3月26日(月) 0:34:58 [はてなダイアリーから転記]



RSSRSS配信中
https://www.inasoft.org/



 昨日、環境情報の表示(CCPU)におけるSSDの取扱について、HDDとの判別が面倒くさいことから「これまでHDDと表示していたところを、Fixedのような曖昧な表記にしようかなぁ」と書いたばかりだったのですが、よくよく考えてみると、Windows 7以下でSSDに対してデフラグをかけたら危ないって情報が入ってきていたのと思い出しました。

  つまり、すっきり!! デフラグでは、SSDの判別ができていた方がよい、ということ。

  というわけで、「SSDの判別」に挑戦してみることにしました。

  https://www.inasoft.org/

  具体的には次のような手段をとっています。 
  • ドライブをCreateFileで開く
  • DeviceIoControlでIOCTL_STORAGE_GET_DEVICE_NUMBERを発行し、ドライブ文字からデバイス番号を取得する
  • デバイス番号をCreateFileで開く
  • DeviceIoControlでIDENTIFY DEVICEを発行
  • 得られた情報群(いわゆるWORD)の217番目(HDDなら回転数を意味するらしい?)を取得
  • ここが 0x0001 になっていたら、SSD であると判別する
なお、ここが 0x0001 になるためには、SSD のファームウェアが比較的新しいバージョンになっている必要があるとか。

  (Windowsではこの方法に加え、ディスクの書き込み速度も判断基準としているそうですが、CCPUではさすがにそこまでやりません)

  というわけで、この条件が揃っていたら、SSDであると判定し、CCPUはドライブの種類としてSSDと表示します。

  ついでに得られた情報を用いて、デバイス番号とパーティション番号も表示します。

 

  また、すっきり!! デフラグではこの情報を用いて、各ドライブがSSDであるかどうかを判定し、1つでもSSDが混ざっていれば「SSDに対してはデフラグは奨励されない」旨、画面表示します。

  ただし、Windows 8では、デフラグの代わりに、各ドライブの機器種別に応じた最適化が自動的に選択されるため、問題ありません。 

参考サイト: http://www.usefullcode.net/2007/02/hdd.html http://www.t13.org/





目次 | ←前へ / 2012-03-26 00:34 / 次へ→ / 最新へ⇒


目次の表示:


ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメールフィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。
当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。本ページは公開から1年半後の任意のタイミングで削除される予定です。


- 最近の更新 -



3213436 (+0174)[+0326]

Copyright© 2010-2024 INASOFT