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■すっきり!! デフラグ 4.78.03α公開とSSD

2012年 3月26日(月) 0:34:58 [はてなダイアリーから転記]



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 昨日、環境情報の表示(CCPU)におけるSSDの取扱について、HDDとの判別が面倒くさいことから「これまでHDDと表示していたところを、Fixedのような曖昧な表記にしようかなぁ」と書いたばかりだったのですが、よくよく考えてみると、Windows 7以下でSSDに対してデフラグをかけたら危ないって情報が入ってきていたのと思い出しました。

  つまり、すっきり!! デフラグでは、SSDの判別ができていた方がよい、ということ。

  というわけで、「SSDの判別」に挑戦してみることにしました。

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  具体的には次のような手段をとっています。 
  • ドライブをCreateFileで開く
  • DeviceIoControlでIOCTL_STORAGE_GET_DEVICE_NUMBERを発行し、ドライブ文字からデバイス番号を取得する
  • デバイス番号をCreateFileで開く
  • DeviceIoControlでIDENTIFY DEVICEを発行
  • 得られた情報群(いわゆるWORD)の217番目(HDDなら回転数を意味するらしい?)を取得
  • ここが 0x0001 になっていたら、SSD であると判別する
なお、ここが 0x0001 になるためには、SSD のファームウェアが比較的新しいバージョンになっている必要があるとか。

  (Windowsではこの方法に加え、ディスクの書き込み速度も判断基準としているそうですが、CCPUではさすがにそこまでやりません)

  というわけで、この条件が揃っていたら、SSDであると判定し、CCPUはドライブの種類としてSSDと表示します。

  ついでに得られた情報を用いて、デバイス番号とパーティション番号も表示します。

 

  また、すっきり!! デフラグではこの情報を用いて、各ドライブがSSDであるかどうかを判定し、1つでもSSDが混ざっていれば「SSDに対してはデフラグは奨励されない」旨、画面表示します。

  ただし、Windows 8では、デフラグの代わりに、各ドライブの機器種別に応じた最適化が自動的に選択されるため、問題ありません。 

参考サイト: http://www.usefullcode.net/2007/02/hdd.html http://www.t13.org/





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