INASOFT 管理人のひとこと


フリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。
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■未来のスーパーコンピューターの設置場所は

2025年11月12日(水) 0:00:00



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コンピュータのサーバーは猛烈に熱を生み出します。
それを冷やすため、コンピュータ設備には強烈な空冷装置を付けることが必須になっており、それに必要な電力量もバカにならないといいます。

そのため、これらサーバー群の置き場所として、地球の北の方の極寒地域だったり、海の中だったりと、そもそも寒い場所に置こうというアイディアがあるそうで、一部は実際に実施されていたり、実験的に実施されていたりするものもあるそうで。

もう一つ、サーバーは高速な動作が求められます。
また、遠い場所に設置した場合、その通信にかかる時間も課題になりえます。
例えば株の取り引きをするコンピュータは高速な処理に加え、高速な通信をすることが求められます。

日本とアメリカの間は、光ファイバーケーブルで結ばれていますが、この材質(ガラス)の中を通る光の速度は、真空中の光の速度よりはかなり減速されているうえ、光はケーブルの中を上下左右に反射しながら進むので、「光ファイバーケーブル中の通信は遅い」となることもあります。

この場合、空気・真空中の光速の方が早いから、衛星を経由して通信をする方が早いことになるんだとか。

まぁ、そんな感じで、通信の速さを考えると色々とありますが、スーパーコンピューターが高速計算し、最終的にその結果だけを返すような場合、単に高速計算することだけが求められます。

地球上の場合、高度が高いところよりも、重力による時空ゆがみ効果が大きい、高度の低い場所のほうが、時間の進み方が早いため、性能向上に行き詰まりを感じたスーパーコンピュータは、地下深くに作ることで、相対論的有利になるのかもしれません。
数ナノ秒レベルですが、スーパーコンピューターが求める速度ならば、十分かもしれません。

まぁ、地下深くは温度が高いので、排熱が大変そうですけどね。

※イメージです

それにしても、コンピュータ関係の最近の進化は、ビットコイン(ブロックチェーン)にしても、AI(GPUぶんまわし)にしても、電力を使いまくっていて、サステナビリティのカケラも感じられないソリューションだらけになっているよなぁと思いますね。

Windows Updateだって二酸化炭素排出量削減に取り組んでいるんだし、最新の最先端コンピュータ技術も地球にやさしくなってほしいもんで。



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