INASOFT 管理人のひとこと


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■大型連休中にマイクラ目的の長男にメインPCを奪われ続けたくないのでミニPCを買ったが……うまくいかない

2024年 4月26日(金) 0:00:00



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最近、休日になると、長男がPCでマインクラフト(Java版)で遊びます。Java版でなければならないのは、MTR(Minecraft Transit Railway)という鉄道を作って遊べるMODを使うため。

ただ、このためにメインPCを使われ続けてしまうと、僕自身の休日のPC使用時間が制限され続けてしまうことになるので、よろしくない。というわけで、マインクラフトのJava版が動きそうなレベルのミニPCを買って、そっちを使ってもらう作戦を実行することにしました。

立てた予想は次の通り。

  • マインクラフト(Java)版くらいなら、そこそこ高性能な内蔵GPUが入っていれば動くだろう。
  • とはいえ、昨今のメモリ使用量の増大傾向と、GPUで共有メモリを使われることを考慮すると、メモリ32GBは必要そう。
  • ストレージは当然SSDにするが、512GBあれば十分だろうか?将来を考慮したら1TBは必要だろう。

というわけで、あちこちのミニPCを調べました。一番参考にしたのは、YouTubeのPC Watchのライブ配信のアーカイブですね。出演されている方が、うれしそうに使っているのがいい。食レポは美味しそうに食べるのが重要ですが、PCの使用レポートも嬉しそうに使うのが重要ってことがよくわかります。特に、劉デスクが、ホントに嬉しそうに使っているのを見ていると、なんだかこっちまで幸せになれそうな気がしてくる。

諸々を考慮した結果、GEEKOMMini IT13を買うことにしました。スペックは次の通り。

  • CPU: Intel Core i7-13620H (10コア16スレッド;Pコア=6、Eコア=4) ※Hはハイエンド使用を意味する
  • GPU: Intel UHD Graphics for 13th Gen Intel Processors (いわゆる内蔵グラフィック)
  • メモリ: 32GB DDR4
  • ストレージ: 1TB SSD (2.5インチHDDを拡張可能)

というわけで、Intel第13世代のCore i7です。最近、Intel第13世代については、長期間負荷をかけ続けて使用し続けると、2か月くらい経過したときに調子が悪くなるらしいみたいな話も聞きます。オーバークロック対応のKつきだと顕著だとか。これから春→夏と、世間の気温はどんどん暑くなっていくので、ちょっと怖いですけど、まぁとりあえず置いておいて。

Amazonで真夜中に注文したら、翌日の午前中には届きました。すげぇ早い。しかも、パッケージが小さい。

本体が小さい代わりに、ACアダプタがデカい。付属の電源ケーブルは3Pタイプなので、2P変換アダプタか、3Pの差込口を持つテーブルタップが必要。前面には電源ボタン、イヤホン端子、USB3.2(Gen 2)が2つ。

裏は電源を刺すところ、HDMIポート2つ、画面出力のAlt Modeを備えたUSB Type-Cポートが2つ(なので最大同時4画面出力可能)、2.5GbitなLANポート(Wi-Fiも使える)、USB3.2(Gen2)が1つ、USB2.0が1つ。(見えていないけど)さらに側面には、SDカードスロットが1つ。

部分的に見れば(USB Type-Cポートが複数あることや、それらに画面出力のAlt Modeが付与されていること)、メインPCよりも高スペックであることに、少しジェラシーを感じます。

初めて電源を入れた後は、長々とセットアップ&アップデートが必要で、40分くらい待たされます。その間はゲームをして遊べます。最近、自作機を作らなくなって、Windowsのインストールなんて全然やってなかったから、ゲームができるようになっているなんて全然知りませんでした。インストール後もEdgeの機能の一部で遊べるそうです。

セットアップ中もセットアップ後も、キーボードのレイアウトが英語キーボードになってしまっているようで、例えばメールアドレスの「@」を入れたいときには、[Shift]+[2]を押さなければならないとか、日本語入力モードに入るには[Alt]+[半角/全角]キーを押さなければならないとか、いくらか注意点があります(最近の一般的な日本語PCだと、[半角/全角]キーを押すだけで日本語モードのON/OFFができることが多いので)。セットアップ後は、速やかに日本語キーボード配列に設定変更する必要があります。

インストール後は、Microsoft Storeでマインクラフトを購入しなければならないので、やむなくMSアカウントを作成してログオンできるようにしました。長男はまだ未成年なので、未成年のアカウントを作成したら、強制的に自分とのファミリーアカウントが構成されてしまった。未成年だと外すこともできないっぽい。

未成年だと様々な機能に制限が付くらしいです。例えば、マインクラフトのマルチプレイができない(ただし、他人のワールドに入れないだけで、自分のワールドを他人に公開することは可能らしい)。

親アカウントから子供のアカウントの制限解除を色々やったんですが、どういうわけだか、マルチプレイができない問題は解決できない。とりあえず、自分のワールドを他人に公開することは可能なので、この問題は放置することにします。

マルチプレイが無効になっています。Microsoftアカウントの設定をご確認ください。」が出たときの対処法をググると、子供アカウントの上記赤枠のところを「許可」にして「送信」すればよいという記述を非常に多く見かけるのですが、これでは問題は解決しませんでした。もしかして、MSアカウントかマインクラフトの新しいバグでしょうか?


【補足1】この問題は、翌朝になったら自動解決していました。前日サーバ側に問題が起きていて、それが解決されたということか? それとも、機能制限はキャッシュされて時間経過しないと反映されないのか? 理由はよくわかりません。

その後、マインクラフトJava版をMODの適合バージョンに戻し(1.19.4)、いったんバニラ状態で起動/終了し、メインPCと同様のMOD群(Forge 45.2.0, Architectury-8.2.89, MTR MODの最新のもの)を入れ、準備完了。メインPCのワールドを引っ越ししてきたデータを読み込ませて、無事に、長男が作った鉄道たちが動き始めました。

この環境をサーバとしてLAN内に公開し、他のPCからマルチプレイで入ることもできまして、あちこち動き回れて、これで一段落かなぁと思ったんですが、このPC自体であちこち動き回ろうとすると、すぐにエラーで落ちてしまう現象が発生。

予期しない問題でゲームがクラッシュ。終了コード:1・・・ってこれだけでは何を言っているのかさっぱりわからないため、ログを吐かせることにしてみました。すると、

igxelpicd64.dll にて問題が起きていることがわかります。Intel内蔵グラフィックのドライバですよね、これ。

たしかに、頑張って描画しようとして、ファンが高速回転した音が聞こえてきた直後に落ちている気がする。また、マルチプレイで他のユーザーが入ってきて、あちこち歩きまわる分には落ちない。あくまで、このPC自体であちこち歩きまわるときにだけ落ちる。これは、内蔵グラフィックの力不足か……。

とりあえず、一般的な対処法に乗っ取って、再起動してみたり、Windows Updateしてみたり、Intelの内蔵グラフィックドライバを最新のものに入れなおしてみたりするのですが、全く解決せず。ちなみにIntel内蔵グラフィックのドライバは、4/20付けのものが入っていました。

うーむ、マイクラ(MRT)がやりたくて買ったPCなのに、その肝心なマイクラ(MRT)が描画過負荷で動かせないとは………。Intelにこだわらず、AMD Ryzen版の方にしておけばよかったか。マイクラに影MODとか重いやつを入れなければ大丈夫だろうと思ってたのがマズかったか。最大フレームレートを60fpsまで下げたけどダメだ。もっと下げないといけないのか。メモリ不足でないとわかりつつも、Javaのオプションを変更して、メモリ最大量を2から8に変更したけど、意味なかった。そもそもメモリが足りないわけではないからなぁ。次に試すとしたら、軽量化MODかなぁ(とりあえずembeddiumを入れたらいきなり落ちたので、研究が必要そう)。

USB Type-Cポートから、外付けGPUボックスを使うのは、屈辱だなぁ…。

どなたか、マルチプレイ問題と、内蔵グラフィックで落ちる問題について、良い解決法をご存じないでしょうか。




【補足2】igxelpicd64.dllとOpenJDKの間に、相性の悪さみたいなのが存在するとの情報をいただきまして、OracleJDKを入れてみましたが、1.8だとバージョン不適合、1.7だと「unrecognized option: -p」というエラーが出てしまって起動すらしない状態でした。バージョンの適合性を無視するためのオプションもあるのですが、それを指定しても状況は変わらず。
なんとなく、「unrecognized option: -p」の方は、時間さえかければ解決できそうな気がする。ただ、そもそも指定コマンドラインの中に -p は存在しないし、ちょっとググった範囲で表面をさらった程度では解決できなかった。

【補足3】Intelの内蔵GPUは、(性能的には一昔前に比べればよくなっているとはいえ)ドライバの安定性他諸々、AMD Ryzenの方と比べれば、一歩で遅れている感はあるというのが、世間的な評判だったみたいですね。やはりRyzenの方を選ぶべきだったか…。
【補足4】その後、Java17, 21, 22まで入れて試してみましたが、17と21では状況変わらず、22ではUnsupported class fileが出力されて立ち上げることもできず、詰みました。Intelの内蔵グラフィックドライバの品質向上を待つしかないか…。


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