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■マウスふるふる ver.1.22.00β更新についてのお知らせ、開発PCに起きたトラブルの話

2023年 5月 2日(火) 12:12:05



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昨日、フィードバックから機能追加要望をいただきまして、「マウスふるふる」への機能追加を行っています。(ver.1.22.00β)

ただし、他の機能と絡みのある部分へのプログラム追加になりましたし、大型連休中のために各種ミラーサイトへの連携も遅くなりそうという事情も鑑み、いったんβ版(開発途上版)として公開し、不具合がないかを慎重に見極めることにしました。

マウスふるふるのスクリーンショット

設定ダイアログに「一時的に機能オフにしても○秒後に自動で機能オンにする」という機能を追加しています。

最近は、セキュリティソフトとかでも、リアルタイム監視機能をオフにしたあと、指定の時間後に自動で復帰する機能があったりするわけですが、そんな感じのと同じイメージの機能となります。要は、復帰忘れの防止のための機能です。

ただ、マウスふるふるには、「一時的に機能をオフ」にする設定に入るための操作があちこちにありまして(外部タイマやホットキーにより入るものもある)、それらすべてでちゃんと動くかなぁ?忘れているものはないかなぁ?というところに不安があったので、いったんβ版(開発途上版)として公開し、不具合がないかを慎重に見極めることにしました。

ver.1.22.00βでは、この他に、設定ダイアログのショートカット作成ボタンの配置、ダイアログを表示している状態で通知領域アイコンのメニューを出そうとした場合のメッセージ、入力チェック時のエラーメッセージの見直しも行っています。


ところで先日、私が自宅で私的な開発に用いているメインPCにトラブルが発生しまして。

DELLのデスクトップPCなのですが、BIOSアップデート中にブルースクリーンになってしまいました。(Windows 11とDELLの自動アップデートは相性が悪いことは知識としては知っていましたが、そのことをすっかり忘れて、今回は自動アップデートに委ねてしまいました)

で、いったん電源を切って、再度電源を入れて復帰させたのですが、それまで20秒程度で起動するはずだったメインPCの起動に80秒かかるようになってしまいました。

イベントログを見てみると、起動時のNTFSドライブの健全性チェックに60秒程度時間がかかっているものがあるという現象で、エラーが起きているというよりは、起動中にアイドルタイム(空白時間?待ち時間?)みたいなものが生じているように見えました。

▼正常に動作していた時代。NTFSドライブのチェックは1秒以内に終わっている

▼時間がかかるようになってから。NTFSドライブのチェックで1分の待ち時間?が発生している

何度か再起動させてみた感じでは、どのドライブが時間がかかるかは、その時々により異なるみたい。これかな?と思ったドライブに対してフォーマットして再構築をしてもダメだった。chkntfs /xを全ドライブに対して実施しても効果なし。

色々試してみましたが、いずれもダメで、こうなったら、起動時の様子を細かく見てみよう、と思いまして、診断スタートアップを試してみることにしました。

▼診断スタートアップ

すると、Windowsにログオンできなくなりました。

Windows 11は、「パスワードでのログインは止めて、PINによるサインインをせよ」と何度も何度もしつこく言ってきていたため、仕方なく承認していました。その結果、サインインオプションの「セキュリティ向上のため、このデバイスではMicrosoftアカウント用にWindows Helloサインインのみを許可する(奨励)」がONになってしまったようです。で、システム構成(msconfig)から「診断スタートアップ」を選んでしまいました。

この結果、何が起きたかというと、

  • 診断スタートアップにより、最小限のサービスしか上がらなくなる。
  • 最小限のサービスには、PIN入力のためのサービスは含まれない
  • PINの入力ができずにWindowsログオンができない。
  • 上記の奨励オプションのせいで、パスワード入力が封じられている

この結果、簡単にいうと、詰んだ状態になりました。診断スタートアップを解除するには、ログオンするしかないのですが、そのログオンができない。

色々試行錯誤した結果、他PCでWindows 11のインストールメディア(USBメモリ)を作成し、そこから起動すると、修復オプションの一種として、直前の復元ポイントへ戻す機能が使えるので、直前にWindows Updateした状態のところまで設定を戻すことができました。

セキュリティ向上のため、…Windows Helloサインインのみを許可する(奨励)」=ON かつ 診断スタートアップでWindows 10/11が起動しなくなる現象は、かなり昔から報告されているようで、マイクロソフト社は意図的なのか何なのか分かりませんが、この「不具合」を長年放置しているらしいですね……。早く治してくれよ……。


ちなみにこの後、さらに半日程度、起動に80秒くらいかかる現象は解決できずにいたのですが、諦めて寝て、よく朝起きたら、突然治っていました。

何もしないのにパソコンが壊れた」という話はしょっちゅう聞きますが「何もしないのに治った」という話はほとんど聞きません。っていうか、怖い。いったい何が起きたのか……。



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