INASOFT 管理人のひとこと

■トップページに書いたお知らせの詳細…というほどの詳細もないですが、いちおうお知らせ

去年末、「マウスのお供」に不具合があったとのユーザー報告が1件寄せられたものの、作者の環境では再現性がなく、他に類似報告もないので、広く情報提供を求むということを、INASOFTのトップページや、各種SNS上に書きました。

あれ以降、結局、同様の報告が寄せられることはありませんでしたが、元の報告をくれた方から、「explorer patcherのいうソフトの不具合だった」と連絡がありました。

詳細については不明ですが、とりあえずそういうことだそうで、「マウスのお供」には不具合はないとのことですので、お知らせいたします。

今日のお知らせはこれだけなのですが、これだけだとちょっと情報不足な感があるので、追加でお話を。

極まれに……というか、たぶん過去に2件くらいいただいた要望なのですが、Windows 10全盛の時期に「このソフトはWindows 10で動かないようなので、動くようにしてください」とか、Windows 11全盛の時に「このソフトはWindows 11で動かないようなので、動くようにしてください」のような要望を頂くことがあります。

すでに更新を停止した「いじくるつくーる」のように、最新のWindowsに対応していないものもあるにはありますが、当該ソフトウェアの更新日付が直近のWindowsが公開された後であるにも関わらず、そういった要望をいただくこともありまして。

ただ、そういった場合、そもそも開発・ビルドした環境がWindows 10だったりWindows 11だったりするわけで。

わざわざクロスコンパイルしているわけでもないのに、生成した環境そのもので動作不可なものを作って公開するわけはないだろう、と。

また、「動かない」という表現だけでは、作者としても、何が起きていて、何をすればよいのか分からないので、「動かない」の詳細を教えて欲しいですね。どんなエラーメッセージが出るとか、どんな動作をしてしまうから「動かない」と判断しているのだとか。

以前、「動かない」というから、どんなことが起きているのかと思ったら、公開している通常圧縮版のzipファイルをダブルクリックしただけだった、というケースもありました。Windowsのオンラインソフト界隈では、インストール版を配布する文化と、単に必要ファイルをまとめたアーカイブを配布し、ユーザー側で自主的に配置を行う文化の双方があり、INASOFTでは多くの場合、その両方に対応するために複数種類の配布物を提供しているので、ユーザーの知識量と選択によっては、そういった事態が起こりうるわけですね。

そういった場合でも、どういうことをして、どういうことが起きたのかをきちんと教えてもらえれば、こちらとしても「こうしてください」と言えるのですが、たんに「動かないから対応してほしい」だけしか言われないと、こちらからは何もしてあげられないわけで。

人によっては、こういう時に詳細を聞こうとすると、「返信をもらい、緊張して手が震えているのでスクリーンショットが取得できません」と言い出したり、「私が挙げた報告は、笑って忘れてください」と有耶無耶にしようとしたり、「不具合報告をしたが、バグ報告ではない」と政治家みたいなことを言い出したりするなど、面倒くさいのか何なのかわかりませんが、詳細の回答を拒まれるケースもありまして。

そこはちゃんと、報告を上げた以上は、人として、対応してほしいものですね。

仮に誤報告だった／操作ミスだったということが後から発覚したとしても、その通り言ってもらえればよいので。別に怒りませんから。「バグは報告したが、詳細を報告するのは面倒なので or 実は操作ミスだったから、なんとかして有耶無耶にしたい」となったとしても、作者側としては「バグがあるのかも？でも再現性がなくて困る」という状態で放置されるほうが気持ち悪いので。

【関連】10年以上前にあった、フリーソフトのサポートでのモヤモヤした経験。放置は勘弁してほしいなぁ