INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■事前の評判を聞いて心の閾値(合格ライン)を下げた状態でもなお「は?」大怪獣のあとしまつの後始末2022年 8月26日(金) 0:00:00 |
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先日、「大怪獣のあとしまつ」のDVDレンタルが開始されまして。 この映画、劇場公開当日から大爆死している映画と聞いておりました。どう酷いかは具体的には聞いていませんでしたが、過去の怪獣的作品へのリスペクトがないのが悪いとか、そんな感じで聞こえていました。 この映画のタイトルを聞いたときには、劇場に観に行こうかなとか思っていたのですが、劇場に行くのは止めて、配信かレンタルで観ることにしようと思って、以後、情報は遮断しておりました。 で、DVDレンタルが始まったので、観ることにしました。 近所のGEOの邦画コーナーでは、けっこう大きな面積を使って本作品を展開しており、そのほとんどすべてがレンタル済みの状態。未レンタルは2本のみとなっており、きっと、僕と同じ考えで、「観るならレンタル待ちかな」と思っていた人が多かったのかもしれません。あるいは、実はとても素晴らしい作品として再評価されており、借りたい人が殺到していたのかもしれません。 まぁ、とりあえず借りられたので、観ることにしました。 ちなみに、観るに際して、Twitter上では「分かりにくいシーンがあったら、ガイド音声を聴くと良い」というアドバイスも得ていたので、ガイド音声版も聞いてみたりして。 えーっと、なんというか。 ちょっと、いったん止めようか。 とりあえず1時間ほど観ました。 かなりの頻度で、余計なセリフ・余計なネーミング・余計な演出が入ってきて、いちいち集中できなくなるんだよ。 各所で、TPOをわきまえないナンセンスギャグが連発される。吉本新喜劇の舞台上でやられるんなら笑えるんだろうけど。映画館では、これは無理だ。 映画館に行って観ていたら、生まれて初めて上映中に席を立っていた映画になっていたかもしれない。 ストーリー冒頭から伏線を貼られていた「デウス‐エクス‐マキナ」(例の発光体)の謎の解明に期待していたんですが……え?それでいいの? 都合よすぎであることを自覚してそうだけど、それにしたって、都合よすぎないか? 世間では評判の悪い映画でも、実際に観てみたら、よかった、という作品になるかもしれないことに期待していました。 例えば、実写版「テラフォーマーズ」は、世間での評判は悪かったですが、そんな悪評を受けて、心のハードルを下げて観てみたら、意外とイケました。小池栄子がかわいかった。 この映画は、実写版「デビルマン」の側に類する作品だったみたいですね。(世間的な評価でも「令和のデビルマン」と呼ばれていたとか) 同じように、ナンセンス系を作ろうとして大爆死した「新解釈・三国志」という映画がありましたけど、あれより酷い…。 この映画、作っていて、作り手の人たちは、途中で疑問に感じで止めようとしなかったのかな?と思ったのですが、各所のインタビューを見た感じでは、作り手の人たちは、本気で面白いものができたと思っていたっぽいですね。劇場での反応を見て、あまりに予想外の反応だったので、むしろビックリしている感じで。なんだか、色々な意味で残念ですね。 あ、そうそう。ガイド音声については、説明不足な点を補うには良かったですが、映画そのものの面白みを増すことはできませんでした。まぁ、そりゃそうか。 一晩経って、冷静に考えると共に、映画の感想を述べているサイトを見てみることにした。 まず、本映画のジャンルは、ナンセンス系ギャグ映画だ。その割に、ところどころ、細部の映像作り込みが凄かったりする。そんなことがあってか、多くの人は、事前のCMを観て、「シン・ゴジラのその後を描いたような、政治あるいは軍事を描いたシリアスな作品」を期待した。自分もそのうちの1人だったかもしれない。 政治あるいは軍事を描いたシリアスな作品を求めたのに、ナンセンス系ギャグ映画を見せられた。 細部の作り込みのすごいところもあったのかもしれないが、そういったところに目が行く前に、度々没入感が削がれる演出が入る。そして、この映画を見るのが嫌になってしまった。 最後の光のオチも、ギャグとして「デウスエクスマキナにでも頼らなきゃ、やってられん」ということを言いたかったようだが、ただの極大ナンセンスにした見えず、雑な伏線回収(しかも失敗)にしか見えなかった。 一部の演出が伝わりづらいから音声ガイドをONにした方が良いとか、ちゃんと見れば細部の作り込みが見える、のような話もあるようだが、そもそもそこまで細かいところを見たいと思わせるに至っていない、というのが問題だったんだろうな、と。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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