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■円楽師匠が高座復帰ということで……かつて永六輔さんのラジオを聴いてて思ったことを思い出した

2022年 8月15日(月) 0:00:00



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六代目 三遊亭円楽師匠が7か月ぶり高座復帰で、「みっともなくてもいいから、死ぬまでやります」と。

脳梗塞リハビリを経て、髪の毛をばっちり黒く染めて復帰されました。

大病を患う前の顔つきと比べると、衰えてしまっているのは仕方がない。多少声が聞き取りづらいところはあるけど「No高速」とブラックジョークを言ってみたり、歌丸師匠でブラックジョークを言ってみたりと、健在っぷりもあったり。

声が聞き取りづらく、おそらく、テロップなしに理解することは難しい瞬間もあるのかもしれないけど、国立演芸場に足を運んでいるお客さんとしては、例えちゃんと聞こえなくても、そこにいて喋ってくれているだけでいい、死ぬまで喋っていてほしい。聞き取れるかどうかは二の次、という思いがあるような気がした。

そういえば10年くらい前。ラジオを聴いているときに、ろれつの回らなくなった永六輔さんの声を聴くことがあった。

その時は、どうしてこんな状態になってまで永六輔さんを無理に喋らせるんだろう。可哀想だ……なんて思ってしまったんだけど、その時に起きた僕の感情は、僕が永六輔さんに思い入れがなかったからそう思ってしまっただけだったのかなという気がした。多分、あの時のラジオのリスナーとしては、「例えちゃんと聞こえなくても、そこにいて喋ってくれているだけでいい、死ぬまで喋っていてほしい。聞き取れるかどうかは二の次」と思っていたんだろうなという気がする。



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