INASOFT 管理人のひとこと


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■疑似シリーズ&INASOFT25周年記念企画第4回『C++Builderで作った初期作品①』(テキストによる紹介)

2022年 6月30日(木) 0:00:00



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2022年6月26日から公開している疑似シリーズ&INASOFT 25周年企画に関する補足紹介第4回です。

疑似シリーズは、INASOFTで製作しているジョークソフトで、元々は、製作者たちが1997年に、高校在籍中に文化祭の出し物の中に「屋根裏」として忍ばせた作品群であり、そこから派生していったものになります。

この高校文化祭のノリは翌1998年、浪人生(予備校生)として過ごした期間も続き、1999年に大学に入学しても続き、社会人になっても続きました。

この度、その「高校文化祭のノリ」が25年経過し、アニバーサリーイヤーを迎えました。「INASOFT」の名前は、最初に疑似シリーズ内でクレジットされたものとなりますので、INASOFT自体も生誕25周年となります。

一方で、25年の間にPC環境もどんどんと変わっていきました。NEC PC98シリーズ(NXを除く)でないと動作しないもの、MS-DOS(16bit環境)でないと動作しないもの、Windows 95/98でないと動作しないもの、Windows XP以下でないと動作しないもの、等々... そういったものについて、現在の環境での動作が難しくなってきたことから、今のうちに、紹介を兼ねて、過去の疑似シリーズの動きを動画として残しておくことにしました。

第4回目(昨日)は、こちらにアップロードしてあるものとなります。

簡単に、文字と画像でもご紹介します。

なお、ここで紹介する疑似シリーズは、当時のBorlandのC++Builder(ver.1)で作った作品群となります。

  • 疑似落ちゲー
    疑似落ちゲー

    開始すると、テトリスっぽいゲーム画面のウィンドウが表示されるが、そのウィンドウそのものがどんどん下に落ちていく、というもの。
    ちなみに落ちゆくウィンドウのタイトルバーをマウスで掴み、上部へ連れてくれば永遠と落とせるし、キーボードの下キーを押せばスコアが上昇するようにできているが、とてもそんな余裕はない。

  • 疑似アクティブデスクトップ (画像は旧版のもの)
    疑似アクティブデスクトップ

    画面上をGの如く「アクティブに」飛び回るウィンドウを止めるという趣旨のもの。リタイヤしたいときは、ウィンドウを右クリックする。
    なお、このソフトは1999年に、説明書を除去されたうえで、チェーンメールに添付されて多く出回ってしまったという痛い過去があり、それについては別の機会に取り上げることにする。

  • 疑似アクティブデスクトップR ~OverClock~
    疑似アクティブデスクトップR ~OverClock~

    疑似アクティブデスクトップの続編。続編にRをつけるのは、セーラームーンの影響があったのかもしれない。
    起動すると、4つのウィンドウっぽいものが飛び回る。リタイヤしたいときは、画面左上の方にある「リタイヤ」を押す。

  • 疑似アクティブデスクトップ3
    疑似アクティブデスクトップ3

    疑似アクティブデスクチップの第3段。Rのときよりも、さらに多くのウィンドウが飛び回る。リタイヤしたいときは、通知領域のアイコンをクリックする。
    なお、起動時に表示されるメッセージは、当時バイオハザード2のCD読み込みの待ち時間に表示されていた文字をオマージュしたものである。

  • 疑似マウス (MAUSU)
    疑似マウス(MAUSU)

    「疑似マウス」という名前だが、プログラムファイル名の綴りがMAUSUになっている。
    このソフトでいうところの「マウス」とは「(くち)」のことで、マウスカーソルが(くち)の形に変わってしまう。
    1分程度使い続けると、終了できる。


C++Builderで製作していた頃の、Windows初期作品<第1段>のご紹介ということで、「疑似落ちゲー」「疑似アクティブデスクトップ」等を紹介しました。

Borland C++ Builderは、Borlandの製作したC++言語によるビジュアル重視な開発環境でした。Borlandは、MS-DOS時代はTurbo-C/Turbo-C++という開発ツールで有名だったかと思います。Windows時代は、Object Pascal言語を対象としたビジュアル重視な開発環境「Delphi」で有名だったでしょうか。Borlandはその後、Inpriseに名前を変え、またBorlandに戻って、現在はマイクロフォーカスに統合されたんだったかな。マイクロフォーカスというと、僕の中ではどうしてもCOBOLの印象が強いのですが、開発ツール全体が強いみたいですね。

【追記】BorlandのMicro Focusへの身売りより前の時期に、開発ツールの事業については、Embarcadero Technologiesへ引き継いだようでした。

今でこそVisual Basic (6.0)とか、.NET Framework等の、イベントドリブン型というか、RADツール的な開発にも慣れてきていましたが、当時RADツールを使うのは初めてだったので、全然慣れることができず、「自分はとんでもないソフトを買ってしまったのでは?」と焦りましたが、勉強用の書籍を買い、頑張って鍛錬し、疑似シリーズやRnsf ver.1~4(「いじくるつくーる」や「いじくるツール」の前身)を作れるくらいにはなれました。

まぁ、当時は予備校生でしたので、大学受験の勉強をしなければならなかったはずなのですが、なぜか大学受験の勉強はそこそこに、C++Builderのお勉強ばかりをしていたんですね。ダメですね。


次回は、特別回。この頃にあった、初の雑誌収録に関連する記録を紹介します。ゲスト回です。



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