INASOFT 管理人のひとこと

■疑似シリーズ＆INASOFT25周年記念企画第1回『PC98シリーズ用のものの紹介』(テキストによる紹介)

2022年6月26日、疑似シリーズ＆INASOFT 25周年企画というページを立ち上げました。

疑似シリーズは、INASOFTで製作しているジョークソフトで、元々は、製作者たちが1997年に、高校在籍中に文化祭の出し物の中に「屋根裏」として忍ばせた作品群であり、そこから派生していったものになります。

この高校文化祭のノリは翌1998年、浪人生（予備校生）として過ごした期間も続き、1999年に大学に入学しても続き、社会人になっても続きました。

この度、その「高校文化祭のノリ」が25年経過し、アニバーサリーイヤーを迎えました。「INASOFT」の名前は、最初に疑似シリーズ内でクレジットされたものとなりますので、INASOFT自体も生誕25周年となります。

一方で、25年の間にPC環境もどんどんと変わっていきました。NEC PC98シリーズ(NXを除く)でないと動作しないもの、MS-DOS(16bit環境)でないと動作しないもの、Windows 95/98でないと動作しないもの、Windows XP以下でないと動作しないもの、等々...　そういったものについて、現在の環境での動作が難しくなってきたことから、今のうちに、紹介を兼ねて、過去の疑似シリーズの動きを動画として残しておくことにしました。

第1回目(昨日)は、こちらにアップロードしてあるものとなります。

簡単に、文字と画像でもご紹介します。

• 疑似リセッター
  
  

  PC98 MS-DOS上で動作する、常駐ソフト(TSR:Terminate and Stay Resident)の形態となっています。常駐させると、数秒おきに画面が暗転し、「ピポッ」という、PC98起動時/再起動時の例の音が鳴って、画面が元に戻る（再起動を再現）という動きをします。

• 恐怖の疑似フォーマッター
  
  

  PC98 MS-DOS上で動作します。起動すると、謎のプロンプトが表示されます。ここではvolコマンドを打ち込めばボリュームが大きすぎて近所から苦情が来たと表示されたり、keyコマンドを打ち込めば「鍵をかけました」と表示されたり、pauseコマンドを打ち込めば「ハイ、ポーズ」と表示されたりします。そして、ディスクのチェックを掛けようとすると、ディスクがイカれていると表示され、強制的にフォーマット（嘘）されてしまうような画面になる…というものです。exitコマンドで終了します。

• 疑似スピード
  
  

  PC98 MS-DOS上で動作します。常駐ソフト(TSR:Terminate and Stay Resident)の形態となっています。起動すると、一見すると何も起きませんが、実は裏で割り込みを強烈にかけて表面上の動作を遅くしています。常駐を解除すると、重さが解除され、元のスピードが速かったことを実感する……という趣旨のジョークソフトだったのですが、現在の環境ではCPUが早すぎて、ほぼほぼ意味をなさない状態になっていました。

次回は、MS-DOS汎用版(PC98でもDOS/V機でも動作する)として公開されているものについて紹介します。