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たしか、ゆる言語学ラジオがきっかけだったと思うのですが、過去の三省堂「新明解国語辞典」の【恋愛】(れんあい)の語釈が面白いということが話題になっておりました。 たぶん、ググるといくつか出てくると思いますが、話題になっていたのは、次のようなことが書いてあったという話。 特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒に居たい、出来るなら合体したいという気持を持ちながら、それが、常にはかなえられないで、ひどく心を苦しめる(まれにかなえられて歓喜する)状態…新明解国語辞典 第四版(1989年) 「出来るなら合体したい」とか「(まれにかなえられて歓喜)」とか、なかなかすごいことが書いてある辞書があるんだなぁということで話題になったのですが、これ以外もいろいろすごいとのこと。そういったことがいくつも、面白おかしく書いてある本が、平成8年(1996年)に出された本「新解さんの謎」(赤瀬川原平・著)でした。 ![]() この本では、SM君(鈴木眞紀子氏)に紹介される、新明解国語辞典のおかしい(=面白いという意味でも、変という意味でもOK)語釈を、ユーモアあふれる言葉で切っていく筆者という形で展開していきます。上記の【恋愛】(れんあい)もその1つで登場し、新明解国語辞典を仮に人間(新解さん)とするならば、どんな(ゆがんだ)人間性なのかということを掘り下げていきます。 他の辞書ならもっと、少ない言葉で書かれているだろうに、この辞書では、こんなことまで書く?何だこの物語じみた用例は?というものが多く登場するのが分かります。 ここまでが前半の内容。後半は「紙がみの消息」という、紙にまつわるエッセイになります。 この内容は、平成4年(1992年)ごろに書かれたもののようですが、当時の人々のモノの考え方の一端がつかめるような気がして、なかなか面白い。令和4年(2022年)との違いって、けっこう大きいのではないか。 例えば、
当時の世相の一端を触れられた気がして、かなり楽しかった。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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