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■「バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ」というタイトル負けしそうな漫画を買って

2021年 5月12日(水) 0:00:00



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バキ道 9巻を買った時、「烈海王復活ッツフェア」と書かれていて気になった作品のうちの一つです。

バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ」という作品。少し前にTwitter上で話題になっているのを見かけました。

本編で宮本武蔵との決闘に敗れて死亡した事 × 昨今流行りの「異世界転生」フォーマット

という、タイトルだけを聞くと非常に読みたくなるのだけど、どうやって物語を紡いでいくかを考えたときに、なかなか手を出しづらい題材だなというのが、最初に思ったことでした。

その後、どういうことだかそれが実現したものの、最初に聞いた話は、前にも書いた通り「原作製作陣が異世界転生モノの文脈を理解していないので苦戦している」でした。

ところが一方で、「原作者は非公認(良い意味で黙認)」とも聞いているわけで、原作製作陣が文脈を理解していないかどうかは関係ないはず。単純に作者の力量で決まってくるはず。どっちが正しいのだろう? いずれにせよ、ちゃんとした評価をするには、ちゃんと読まなければならない。というわけで、買ったわけです。

バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ 1巻

読んでみました。冒頭の宇宙開百からの歴史と中国4000年との比較とかは、なかなかワクワクさせてくれましたが、その後から、なんとなく没入感が削がれる感じがしてきました。

別作者による刃牙シリーズの外伝作品に「バキ外伝 疵面-スカーフェイス-」があります。「疵面」は原作の絵に圧倒的に似ているため、没入感が削がれずに済むようになっています。

一方、「烈海王は…」の場合は、おそらく作者が気合を入れて描いたであろうコマは似ているのに対し、ところどころそうでないコマがあるようで、気合が抜けたような絵が登場しています。「それにしても…長い夢を見ていた気がする」のコマなんかかなり崩れていまして、アニメだったら「作画崩壊」と言われていたことでしょう。

というわけで、「絵の上手さと没入感」については、評価は低いです。

で、それは置いておくとして、内容そのものはどうか。

実は、異世界転生モノの作品を最初から最後まできっちり読んだことがなく、異世界転生のフォーマットを、ノリも含めて評価したことがありません。なので、この作品を読むにあたっては、純粋に僕が楽しいと思ったかどうかでしか評価できないというのは、前もってお断りしておきたいと思います。

1巻では、まだまだよく分からない。

Twitter上に作者が作品の一部分(冒頭部分)を上げるような場合、作品冒頭に面白い要素をてんこ盛りにして、「展開が早くてワクワクドキドキ爽快感たっぷり」の異世界転生モノ作品を観ることができるように構成されていることが多いと思うのですが、「烈海王は…」の場合、「現世で死んだことの理解」「異世界に転生してきたことの説明」「ワニ男との対峙→即終了(伏線へ?)」「謎の老人の登場→即終了(伏線へ)」「怪しげな天草四郎→続く?(伏線へ)」のような感じになっていて、他の異世界転生モノの、作品冒頭にワクワクドキドキ爽快感を詰め込むようなことができていません。1巻では伏線が多く、展開が遅く感じます。

これだと、1巻で飽きられてしまうんじゃないかなぁ…。



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