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■ゲームセンターCXで、ビデオゲームで使われる英語表現が出てきて、最新ゲームでどうだか気になった

2021年 4月26日(月) 0:00:00



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隔週くらいでフジテレビのCS放送で放映されている「ゲームセンターCX」が、今月より第25シーズンに突入したとのことで、今月より新たに、レトロなビデオゲームで使われている英語表現…というか、英語版での表現についてを学べる(笑える)ミニコーナーが登場しており、観ておりました。

今回は、初代の「スーパーマリオブラザーズ」が題材として扱われており、jump(ジャンプ)とかB-dashのような、そのまま英語として登場している言葉に加えて、スタートボタンを押すことを「push start」ではなく「press start」と表現するような微妙な表現の違いだったりとか、元々日本語の表現……「スーパーキノコ」は「Super Mushroom(スーパーマッシュルーム)」だったり、「土管」は「pipe(パイプ)」だったり、というものも出てきておりました。

その中で気になったのは、敵キャラなどの固有名詞です。

原語(日本語)では「クッパ」と呼んでいる、同シリーズのラスボスについて、英語では「Bowser(バウザー)」と呼ばれているというのは、以前から聞いておりました。しかし、他の敵キャラクターについても、別の固有名詞が割り当てられているんですね。

クリボーが「Goomba(グンバ)」と呼ばれておりました。

固有名詞なのだし、そのままでも良さそうなところ、あえて、別の固有名詞を振っているんでしょうね。考えてみれば、日本人であればクリボーという響きから「栗坊」という漢字・感じを連想し、自動的に「栗のバケモノ」を思い浮かべたりするように、英語でもそういった自然な連想ができる名前になっているということなのでしょうね。

(イタリア語のスラングを経由した?とか、イギリスの与太郎で怠け者を意味する?とか、難しい命名がされているようですが、ラテン語圏の人々にとっては、ピンとくる何かがあるんでしょうかね)

ちなみに、中国語では原語の響きに近い栗宝宝(=リバオバオ。栗の赤ちゃんのような感覚でしょうか?)と呼ばれているらしいです。


で、そこで気になったことが一つありました。

つい先日、「スーパーマリオ3Dワールド」を子供たちと共にやり込んでいて、フラワーワールドの12コース目「ボスパラダイス」というコースに到達しまして。

日本語では「ボスパラダイス」

これまで倒してきた中ボスキャラが順次襲い掛かってきて、残時間が足りなくなるという、かなり厳しいコースです。まさに、ボスのパラダイス。これってきっと、英語でも「Boss Paradise」みたいに、そのまんまなのだろうなと思ったものの、ちょっと気になったので、英語版だとどうなのか調べてみることにしました。調べ方は、以前に「あつまれ どうぶつの森」で調べた方法と同じく、本体の言語設定を変更するだけです。

いったん終了させます。見えない関係代名詞が登場しているあたりは、受験生には良い勉強になるかも
いったん終了させます。見えない関係代名詞が登場しているあたりは、受験生には良い勉強になるかも

ちなみに、言語設定を変えたら、ゲーム選択のパッケージイラストが変わっていました。これはびっくり。

英語ではフューリーワールドがBowser's furyになる

英語では「フューリーワールド」が「Bowser's Fury」になっていました。「クッパの憤怒」とでも言ったところでしょうか。これは意外でした。

で、ゲームを開始して、フラワー12を調べてみると……。

なんと、英語では「Boss Blitz」(ボス急襲)になっておりました。Boss ParadiseよりもBoss Blitzの方が、英語圏の人には、すんなりと伝わるんでしょうね。

英語ではBoss Blitz

ちなみに、中国語では「老大天堂」になっていました。むちゃくちゃカッコイイじゃないですか!

中国語では老大天堂

ちなみにちなみに、中国語では「フューリーワールド(Fury World)」は「狂怒世界」になっていました。そのまんまです。わかりやすいです。っていうか、僕はこのゲームを知るまで、フューリー(fury)という単語の意味を知りませんでしたので、むしろこっちの方が伝わります。

中国語では狂怒世界

ちなみにちなみにちなみに。中国語では「スーパーマリオメーカー2」は「超級マリオ創作家2」なのですね。ふむふむふむ。

中国語では超級マリオ創作家2


もう、脱線が止まらなくなってきたので、このまま脱線します。

キャラクター選択の名前。昔「ピーチ姫」というのは、英語圏の人には「ピーチ=お尻 の女の子」みたいに捉えられて、大変卑猥なので「デイジー」という名前に改称されている、という噂を聞いたことがありました。(同じように、ポケットのモンスターは、男性器と捉えられる可能性があるので、あえてPokémonと表記し、Pocket Monstersとは表記しないらしい。なお、Pokemonではポークモンと読まれてしまうので、アクセント記号付きにしてPokémonと表記しているのだけど、なかなかポケモンとは呼んでもらえないらしい)そこらへん、どうなっているのかな?と思い、英語版でのキャラクター選択を見てみましたら、

英語でもピーチ姫はPeach

英語でもピーチ姫はPeachであり、正式にはPrincess Peachと呼ばれるのだそうで。あの噂は何だったのやら。都市伝説というやつですかね。

「キノピオ」は、日本人なら「ピノキオ」+「キノコ」から取られた名前だろうということはわかりやすいのですが、英語圏の人には通じないと思いますので、どうなっているのかなと見てみたところ、

キノピオは英語だとToad

キノピオは英語だとToadでした。Toadって、ファイナルファンタジーで、カエル化の呪いをかける魔法の「トード」ですよね?あれ、どういうことだろう?

……と思って調べたら、どうやら、Toadstoolに「動けない気弱なカエル」から転じて「傘の付いている毒キノコ」みたいな意味があるらしく、そこからToadと命名された、とか、そんな感じらしいですね。

ちなみに、ロゼッタは英語だと「Rosalina」でした。

ロゼッタ(Rosetta)は英語だとRosalina

各キャラクターの中国語表記は、下記の通り。

マリオの中国語表記
ルイージの中国語表記
ピーチの中国語表記
キノピオの中国語表記
ロゼッタの中国語表記

というわけで、今日はここらへんで。おやすみなさい。

睡眠



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