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■pushdコマンドとpopdコマンドをLinuxでも使いたかったのに、挙動が、あれ?

2020年10月14日(水) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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普段、Windows上で作業をしていて、特にバッチファイルを作っているときはpushdコマンド/popdコマンドを多用することがあります。

このコマンドは、cdコマンドでカレントディレクトリを移動する動作に似ていますが、pushdで移動したらpopdで戻れるという特徴があります。しかもstackの要領で、「行って→行って→帰って→帰って」みたいなことができるというわけですね。

どちらが発祥かは知りませんが、これと同じことをLinuxでやりたいと思えば、普通に使えました。

なので、これをシェルスクリプトに組み込んで使おうとすると、、、失敗します。

あれ?なんでだ?

普通に考えれば、手で入れて使えるコマンドは、シェルスクリプト上でも使えそうなもんなんですけどね…。

なーんて罠に陥りがちですが、シェルスクリプトがどんな動作をするかは、何がシェルとして採用されているかによって変わるわけで、デフォルトでは /bin/sh の動作に従います。/bin/sh と /bin/bash を指定していた場合では、互換性の都合から微妙に動作が違うことがあるそうで。エラー時の動作とか。

そんなうちの一つに、pushdとpopdが使えるか否かという違いがあるとのこと。

というわけで、シェバン(スクリプトの最初の1行目に書くやつ)が「#!/bin/sh」になっていると、pushd/popdが使えない。

pushd/popdを使いたければ、シェバンは「#!/bin/bash」にしておく必要がある。

という気付きでした。


【追記】

遷移元のディレクトリに戻る場合は「cd -」のように、オプションとしてハイフンを付ければ簡単に戻れるとのこと。

こっちはWindowsのcd(chdir)コマンドにはない手法で、知りませんでした。

勉強になりました。



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