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■Raspberry Piの表面に配置された各種部品の役割はなんだろう?ってかSoCって何だ?

2019年 5月 1日(水) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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令和になりましたね。

まぁ、令和だから、このブログがどうなるというわけでもないので、今日は特別にそれを取り上げることはないですね。

今後のソフトウェアのアップデートとかで、令和アップデートと名付けるのにふさわしいものとかでてきたら、その時にでも。

さて、今日の話題。

小学生に上がった長女にRaspberry Piをパソコンとしてプレゼントしたわけなんですが、同時に「これって何?なんで?なんで?」と聞いてくるお年頃でもありますので、Raspberry Piの表面に配置された各部品についても、目立つものは何なのか、答えられるようにしておいた方が良いかな、と思いまして。

調べた方が良いかな、と。

■表面

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表面については、GPIO, USBポート, 有線LAN, イヤホンジャック, カメラ, HDMI, microUSB(電源), microSD(ストレージ), DISPLAYのあたりは、見た目が明らかなので、特に問題ないでしょう。

気になるのは、中央やや左側にある大きめのLSIと、右側にある小さめのLSI

ヒートシンクを付けてしまったせいで、表面に何が書いてあるのかがわからなくなってしまいました。

どっちかがCPUで、どっちかがGPUでしょうか。

以前にRaspberry Piが取得している内部温度測定の結果を出力したのですが、これってCPUの温度だったのでしょうか?GPUの温度だったのでしょうか?それとも、それ以外?

右側にある小さめのLSIは、LANとUSBを制御する為のものでした。

なるほど、ここで有線通信系を制御していたわけですね。

となると、中央やや左側にある大きめのLSIは何なのか?

どうやらBroadcomと書かれており、「SoC」と呼ばれるものでした。

は?「SoC」って何だ?

SoCとは、System on a Chipの略。CPU, GPU, 内部キャッシュ, Wi-Fiなどを、一つのLSI上に入れてしまったもの。
近年は、スマホのような小型機器では、こういった形で、一つのLSI上に様々な機能を入れてしまっている場合が多いとのこと。

衝撃的なことに、あれだけスマホのスペックの記事とか読んでたのに、SoCという言葉が一切脳内に残っていない。SoCって何だ!と急激に気になることになりました。

iPhoneに載ってるA8とかA9とかA10って、ただのCPUではなかったのか! とか、今更ながら気づいて震えています。僕自身の知識のアップデートがかなり長く止まってたということになります。

どうやら、温度測定はCPUだけでもなくGPUだけでもなく、このSoCとしての温度を測定するものだったみたいですね。

今さら気づきました。


■裏面

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裏のELPIDAはメモリか。ん?エルピーダ?なぜ今、その名前が残ってるんだ?

エルピーダは、会社名としては大分前になくなった…はず。

NECと日立が一緒になって作られたエルピーダ。今は経営低迷の後、買収されてなくなっちゃったけど、こんなところで名前を見るとは思いもしなかった。 さっきWikipediaを見たら、ブランド名としてもも消滅していそうなことが書いてあったけど、となると何だろう。

Raspberry Piの裏面に貼り付いている、エルピーダは、その名前がなくなる前に大量購入したものなのかな?それとも、ブランド名として残しているものなのかな?

この裏面にあるELPIDAがメモリということになれば、1GBのメモリがここに、こういう形で積まれていることになりますね。

ちなみに色々調べていたら、さりげなく、電源供給のmicroUSB付近にある小さい部品が電源制御のようです。

これを作っているメーカーのページに行くと、Raspberry Piに採用されたことを嬉々として発表している様子が見られるのだとか。 このなところで小さな感動秘話が隠されているわけですね。



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