INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■平成31年5月1日とかいうレシートを見付けて喜々として写真撮ってアップすると危険2019年 4月30日(火) 0:00:00 [さくらのブログから転記] |
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たしか、国からの呼びかけでは、平成のままの表記であっても、書類の提出は受け付けるよう、言われていたかと思います。 そもそも、改元の1ヶ月前の発表で、マイクロソフトのパッチの発表も遅れ、Windowsのバージョンごとに対応度が異なる中、その上で動作するアプリケーションの実行条件を決めるためのバージョン情報の判定条件とかが複雑になりそうな中で、どこまでがんばれるか、って話で。 おそらく、世の中の多くの人は、西暦化をすることも令和化することもできないのなら、しばらくは平成表記のままで表示されたり印字されたりしても、良いでしょうと言ってくれると思うんですけどね。 ほんの一部の人だけが、鬼の首を取ったように、目くじらを立てて、親の敵だと言わんばかりにバグだバグだと騒ぎ立てるだけ。 ただ、そんなほんの一部の人の声が大きすぎるので、奇妙な忖度が働き、5月1日までに令和対応を完了しなければならないという強迫観念が世の中に蔓延してしまう。今の日本って、こういう奇妙な忖度が働くことが多いようですから、改元みたいなイベントは、今の日本人にはそぐわないんじゃないのか?とも思ったりしますね。 こんな、奇妙な忖度が発生してしまう土壌にならないためには、多くの人の努力が必要でしょう。 お店のレシートや、銀行のATMから、「平成31年5月」のような文字が出てきても、喜々として写真撮ってアップするとかやっちゃダメです。 そこから、謎の奇妙な忖度が発生し、多くの人が生きづらい世の中が生成されてしまいますので。 寛容であれというのは、言うのは簡単ですが、実施するのは難しそうです。 プログラムのバグに対して寛容であれというのも、けっこう必要な気がします。 バグが見付けたからといって、喜々としてそれを利用して悪事を働こうとか、もっての外。 昔であれば、バグが見つかったとしても、修正版が公開されるまでは、バグの発生を避けてがんばって使用を続けていたと思うのですが、今だと、悪人が平然とバグを付いて、お金をむしり取ったり、あるいは、お金を払わずに利益だけを享受しようと、虎視眈々と狙っていますからね。 もうちょっとこう、利用者はバグに対して寛容、というか、やさしい世の中になってもらえない物でしょうかね。 そうすれば、世の中のエンジニアは生きやすくなり、ソフトウェアの価格も低減されるかもしれないし、働き方改革も進むし、もっと全体が良いことになると思うんですけどね。 ホント、生きづらい世の中になったモンです。 まぁ、悪人が悪事を働くのを止めるのは難しいですからね。ってか無理ですからね。 先日、あるWebサイトで、URL指定と課金に関わるバグがあったときに、それを悪用した人が逮捕されるという事件がありました。 逮捕されるほどのことなのか?という声を多く聞きましたけど、当人が得た利益に対して本来払うべき料金を払っていなかったのなら、詐欺として逮捕は致し方ないでしょう。 業務として提供しているプログラムのバグが原因であったのなら、それを公開していた会社にも一定の責任があるかどうか、判断の難しいところかもしれません。 ただ、バグがあったプログラムを見付けたときに、そのバグを喜々として利用して詐欺を働いたり、本来支払うべき料金を払わなかったり、あるいは、詐欺を働いた当事者を過剰に擁護している様を観るに、プログラマの立場からすると、ちょっと怖いな、と思います。生きづらいなと思います。 繰り返しますが、業務として提供しているプログラムのバグなので、それを公開していた会社に一定の責任があるのは当然として。(それを作っていたプログラマ個人の、ピンハネ後の賃金がどれほどのものかわかりませんが) 詐欺の当事者の過剰な擁護は、ちょっと、国民全員が生きづらい感覚を生んでしまわないか、心配です。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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