INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■CPUクロックを測る方法がちょっと間違ってたなぁ2018年10月12日(金) 0:00:00 [さくらのブログから転記] |
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昔、いじくるつくーるを作成していた際、利用者からの問合せの時にPC環境情報を効率よく収集してもらうための「環境情報の表示」(CCPU)という機能を付けていました。 このこともあり、「いじくるつくーる」は、「環境情報も表示できるカスタマイズツール」なんて言われたこともありました。 表示できる環境情報の中には、CPUのクロック周波数を表示する機能もありまして、先日、ちょっと懐かしくなって、改めてどんなことをやっていたのか振り返ってみようと思ったのですが、衝撃の事実が分かりました。 ちょっとやり方、間違ってたかも。 まぁ、CPUのクロック周波数が判明している色々な環境で試し、問題が露呈していなかったわけなので、現実的な問題とはならなかったみたいですけどね。今も当時みたいに頻繁にメンテナンスをしていたなら、慌てて直していたろうなぁ。 見たサイトは、「CPUクロックに基づく相対時刻の計測」。 CPUのクロック周波数の調査は、Intelのx86系のCPUが持つ「RDTSC」(Read TimeStamp Counter)という命令を使っています。「環境情報の表示」(CCPU)で間違っていた箇所は、次の箇所でした。
もしかしたら、上記2の間違えを犯していたおかげで命令順が複雑になり、上記1の問題が生じなかった可能性もあるのかもしれないと思うし、上記2の間違えを犯していたとしてもVisual C++の高度な最適化機構により64bit変数の組み立てとreturnへの引き渡しは削除されていたのかもしれない。 だから、表面上問題は発生していないように見えていたのかもしれない。 将来的にコンパイラが変わったら、問題が発生していたのかもしれない。 いやぁ、怖いですね。 「アウト オブ オーダー実行」については、知識としては知っていましたが、情報処理試験で頻出するパイプライン実行と比べると「まだまだ他人事」くらいのことと考えていたので、全然身に染みて分かっていませんでした。 こういうコンピュータの世界って、情報処理試験のために習う知識が、実際に自分が使っているコンピュータの挙動が結び付かずに覚えていることが、結構ありますよね。 例えば、「Direct Memory Access」。 CPUを介さずに、メモリ-メモリ間や、ディスク-メモリ間で、直接データをやりとりする方式のことを指すんですが、これが、自作PC作成の時に散々出てきた「UltraDMA」という用語と、頭の中で結びついてなかった。 それから「シリアル信号」。 シリアル通信では1ビットずつデータを流し、パラレル通信では複数ビットずつデータを流す。 パラレル通信の方が複数ビットまとめて転送できる分、有利のはずだが、超高速通信時代ではノイズやケーブル内の不純物、ケーブル長の変化のせいで、当時到着を期待できなくなったため、シリアル通信が主流になってきている。 で、最近、スマホの充電等で大活躍の「USB」。PC等母艦機との通信の際は、シリアル通信するのか? パラレル通信するのか? 「USB」は「Universal Serial Bus」の略であり、2文字目のSは「シリアル」の略なわけだから、これはシリアル通信。 でも、頭の中でサッと結びついていなかったりする。 ちなみに、USBがシリアルかパラレルかを問う質問は、基本情報処理試験か第二種情報処理試験の試験でも出ていたような気がする。だいぶ前だけど。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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