INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■非可逆性のやり込み要素。ドラクエ4とドラクエ11。2018年10月13日(土) 0:00:17 [さくらのブログから転記] |
RSS配信中 | ||||||||||||||||
以前、「ドラクエ11は面白かったが、ラスボス撃破後の継続シナリオに納得できない」という意見を、ネット上で見かけたことがありました。僕自身は、ドラクエ11を、ラスボス撃破語の継続シナリオも含めて楽しめたので、どうしてそういう意見が生じるのか、不思議に思いつつも、何か心に引っかかるものがあって、考え続けていました。 ドラゴンクエストシリーズで、ラスボス撃破後にシナリオが継続したり、真のラスボスのようなものが登場するのは、SFC版のドラクエ5からだったと思います。
ドラクエ11のシナリオ継続の仕組みは、ストーリーの中に「やり込み要素」を含ませた、面白い仕組みであったと思います。 それ以外は、ドラクエ9を除けば、後付け感がありました。 また、ドラクエ11の場合は、シナリオを継続させなくても、世界は平和になり、徐々に復興しつつあり、失った仲間の姉妹は強く成長しているのだから、そのままシナリオを終えても罪悪感はありません。シナリオを継続しないことも選択肢として可能にしたのです。 ただ、ゲーマーとして、やり込みをしないのはどうか? 知らないストーリーを残すのはどうか?という想いから、シナリオ継続を望まざるを得なかった人は多かったと思います。 ドラクエ4の場合、ラスボスに再挑戦できなくなるという制約はあるものの、世界の物語は、仲間との関係は、そのまま継続します。 ドラクエ11の場合は、世界を捨て、仲間を捨て、時間を巻き戻すことになります。勇者一人で戻ることになります。これは不可逆な選択です。 ゲームには壮大なシナリオが組み込まれています。そのシナリオに没入すればするほど、世界を捨て、仲間を捨て、勇者一人しか記憶を保っていない世界へ飛び出していくことの不可逆な選択をすることに悩み、苦しむことになります。 そこには、このゲームを進める事への、ある種の苦痛を感じる人もいるでしょう。 だから、こんなシナリオを組んでしまったことを批判したくなる人もいるでしょう。 それだけ、人の心に刺さるシナリオを書いてしまう堀井氏の技術力の高さに圧倒されているということかもしれません。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
- 最近の更新 - |
||||||||||||||||
3212046 (+0175)[+0236] Copyright© 2010-2024 INASOFT |