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■インディーゲームという言葉

2015年 6月22日(月) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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どうも自分は、インディーゲームという呼び方に慣れないのです。
まあ、「同人」という言葉に、なんとなく後ろ暗さみたいのが付いてくる気がしていたので、いまさら「同人」の名称を強くプッシュしたいわけでもないのですけどね。
そこらへん、横文字「インディー」方が軟らかい表現ではあるとは思います。

細かく考えてみると、同人やインディーって、「アマチュア」ってのとはちょっと違うニュアンスですよね。
プロの人でも小さなプロだったり、あるいは、たまに同人の世界に一時的に舞い戻るプロの人もいたりとかするし。
だから「同人ゲーム」や「インディーゲーム」を「アマチュア制作ゲーム」と単純に置き換えることはできない。

たぶん、言葉の使い方としては「インディーズ」と同じなのかな。
大手レコード会社から登場する「メジャーデビュー」という言葉との対比で「インディーズ」って出てくるけど、それと同じ感じで、大手メーカーから出る「メジャーゲーム」と対比して「インディーゲーム」みたいな。

いやしかし、ちょっと違うか。
インディーズCDの人達は、いちおうプロとしてデビューしているのだから。ただ、メジャーになっていないだけということ。
インディーゲームの場合は、プロ(=それで飯を食っている)ではなく、アマチュア(ただ趣味でやっている、金銭的には失う方が多いかもしれない)の場合もあるのだから。

しかしなんかこう、「同人ゲーム」って言葉も、へんな後ろ暗さがあって、違和感があったんだけど、「インディーゲーム」って言葉も同じくらい妙な違和感を感じるのです。ただし「同人」という言葉の響きとは別種の違和感。
よくわからないけど、うまく説明できないけど、生理的な物でしょうか。
別種の違和感なんだ。よくわからないけど。

もしかすると、自分があまり同人ゲームを作ったりプレイしたりしなくなったあたりから「インディーゲーム」という言葉が使われ始めたから、自分の時代には無かった言葉に対する、妙な劣等感みたいなのを無意識に考えてしまっているのかもしれません。

たまに年配者で、絶対にNTTとは言わずに電電公社と言いたがる人や、絶対にJTBと言わずに日本交通公社と言いたがる人がいたりするけど、「同人」に対する「インディー」という用語については、そんな意地みたいな感覚を呼び起こさせる何かがあるのかもしれませんね。自分みたいな古い人間には。




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