INASOFT 管理人のひとこと


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■エンジニアの方言

2015年 3月27日(金) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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コミュニケーションを取る上で、言葉の共通ボキャプラリーは重要だけど、異なる分野(サービス利用者とエンジニア間など)もそうだが、同一分野(エンジニア-エンジニア間など)も同じですね。

前にブログで書いたことがあったかもしれないけど、「SE」という言葉の使い方が、入社前と、入社後の研修中と、最初の職場に配属したときと、次の職場に配属されたときで、かなり違っていたということもありましたし。

入社前に聞いていたSEは、物理的な作業を伴わない、ソフトウェア上・サービス上の作業を行うエンジニア
入社後の研修中は、営業からハードウェアを準備する人から、ソフトウェア上・サービス上の作業を行う人からプログラムを作る人まで全部ひっくるめていた(営業SEという言葉まであった)
最初の職場に配属したときは、ハード周りの準備と、OS・ミドルウェアの準備をする人のことだけを指してSEと呼んでいた
次の職場では、OS/ミドルウェア/ユーザプログラムを準備する人のことを指してSEと呼んでいた


同じような業界でも、同じ会社内でも、同じ部署内でも、分野や顧客先が違えば、言葉の使い方が全然違うことを身を以て理解しました。
「エンジニア方言」ってのは、結構あるんですね。





で、最近までエンジニア方言だと知らなかった言葉が一つ。
「○○方(かた)」という言葉です。

例えば、「使用方(しようかた)」「操作方(そうさかた)」「作業方(さぎょうかた)」のように使い、それぞれ、使用方法とか、操作方法とか、作業方法みたいな意味になります。
つまり、方法のことを「方(かた)」と略しているんですね。

これは入社後、最初の職場に配属されたときに聞いて、最初は「使用法(しようほう)」や「操作法(そうさほう)」の間違いなんじゃないか?と思っていたのですが、余りにも当たり前のように周りの人が使うので、それがエンジニア業界では当たり前の言葉なんだと理解するようになりました。

ただ、この言葉を、フリーソフトを公開していく中で、ブログやヘルプ文章内で用いると、「誤字の指摘」をしてくる人がいましたので、一般には通用しない言葉なんだな、というのは理解しています。なので、ブログやヘルプ内ではなるべく、「使用法(しようほう)」「使用方法(しようほうほう)」などを使うようにしています。
(とはいえ、つい、うっかり「使用方(しようかた)」と書いちゃうことがありますけどね)

で、別の職場に行ったとき、メールを書いていて「使用方(しようかた)」と書いたら、「それは『使用法』『使用方法』の誤りなのでは?」と指摘されたことがありました。
別の部署の方からの指摘だったのですが、自分としては、あたりまえに「使用方(しようかた)」という言葉を使っていたのでビックリしましてね。

どうやら、同じ会社内でも通じないような、かなりローカルな「エンジニア方言」だったらしいことに気づいて、ちょっと恥ずかしい思いをしました。
20歳を超えてから根付く「方言」にもまた、気をつけないといけないですね。



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