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■【ネット広告を憂うシリーズ】贄を捧げ続けるか、滅するか…

2015年 3月12日(木) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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広告関連の話題を書くと、アクセス数が急上昇するっぽいので、できればシリーズ化して定期的に書きたいですね・・・と思うところですが、そんなにネタがあるわけでもありません。

とはいえ、日々、新しい「悪質広告」が出稿されていないかは監視しつづけています。この前の休日の夕方頃は、こういうのがひっかかりました。

kyonokoko.jpg

「ダウンロードマネージャー」とか名乗るやつはだいたい悪質広告なのでブロックですね。

んで、その日の夜に監視をしていたら、同じ広告が別IDを取得して再出稿されておりました。

kyonokoko2.jpg

URLに大文字が使ってあるのですが、なぜか大文字のアドレスは「URL指定でのブロックが出来ない」ようになっているらしく、個別に広告を1つ1つ指定する方法しか使えないみたいです。

(大文字になっている部分も小文字化してURL指定ブロックすればOKという噂は聞いたのですが、実際の所ダメみたいで)

とはいえ、悪質な広告が出てくるからと言って、広告ブロックデフォルトのSleipnirで見ましょうとか、Adblockを導入しましょうとか、サイト運営者である自分が勧めるというのもおかしな話で、ようは「僕を飢えさせて下さい」とお願いする自殺願望者ってことになりますからね。よくありません。進歩的な方法を考えねば。

先日、無償サービスが存在した場合に、どのようにして成り立っているかをきちんと把握しておいた方が良いだろうという話題を掲載したわけですが、それを把握し、怪しげなモノはきちんと排除しつつ、怪しくないモノはその「無償サービスが続けられるように、きちんと意に沿ったサポートをしてあげないと」ということでもあります。

きちんと把握しておかないと、

  • 無料の放送を受信するのにCMをちゃんと観よう。
  • 無料のソフトを使うのに、広告は表示しよう。
  • 無料の通話アプリを使うのに、電話帳の他人のアドレスを業者に提供してあげよう。
みたいな話が同列に語られることになり、議論が本質から逸れることになりかねませんからね。


ところで先日、最近寄付がめっきり集まらなくなってしまったという話を書いたところ、1名の方から支援をいただくことができました。ありがたいです。

ありがたいのですが、結局の所、それっきりになってしまったので、・・・僕もWikipediaの運営者くらい、しつこい人間にならなければならないのかもしれません。人間、正義面をしているだけでは生きていけませんからね。背に腹は替えられないのかもしれない。

ふと、昔話における「生け贄を受け取る山の神さま」の構図を連想しました。

(自分が神さまだと言っているわけではありません。ものの例えです)

人々は山から食材を調達するなどで、山の庇護を受ける反面、山の神さまは年に1回、村娘を1人ずつ捧げなさいと言うわけですね。

庇護をずっと受け続けるのなら、生け贄も定期的に捧げ続けよということですね。

ところが、村の若者達だったり、贄に捧げられる娘と恋仲になっていた男子だったり、現代的嗜好を持った通りがかりの勇者によって、「年1回、贄を捧げるというのはおかしい、山の神を、いや、山の魔物を成敗してくれる!」と立ち上がられて、山の神は成敗されちゃったりするんですね。

どちらかというと、美談として語れそうですね。

山からの食材を無償サービスに強引に置き換えまして、贄を寄付か悪質広告にムリヤリ置き換えることはできないかな、と、ふと思いました。

人々を見守りつつも、古い時代のしきたりに生き、飢えないように定期的に贄を求めるのが無償サービス業者として、

Adblockの作成者なんかは、通りがかりの現代的勇者きどりなんでしょうかね。「広告は時代遅れの産物だ」みたいなことを言っていますしね。

ここから何か、良い話が展開できないか、良い結末に着地できないか、考えているところです。

うまく思いついたら、【ネット広告を憂うシリーズ】続編として、何か書こうかと思います。



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