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■トレンドマイクロのウイルスバスターは何がまずかったか

2012/12/16 0:01:14


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これまで情報収集を色々やってきたり、色々な人から参考意見をもらったりして、結局、トレンドマイクロのウイルスバスターは、他のソフトウェアや他の同種のウイルス対策ソフトと比べてどうマズかったのか、ということを考えるようになりました。

以下、私の憶測も混じっていますが、事実と推測の両面から、何がまずかったのか、考えて見たいと思います。

まず、一般に企業というものは、需要があって、それに供給を行う形で事業を行っていると思います。
例えばインテルというメーカーはCPUを作っていて、それをPCに入れたいなどの需要があって成り立つ商売です。
ただ、PCに入れるだけでは、販売数は頭打ちになってしまうでしょう。
なので、PC以外にも入れられるように売り込みます。例えば聞いた話では、ホワイトボードを高度に発展させた商品を提案し、それに同社のCPUを入れることを提案したということを聞いたことがあります。

これはいわゆる需要の掘り起こしというもので、同社の製品がより多く売れるよう、同社が努力をしているということになります。

さて、ウイルス対策ソフトの場合、どうなるでしょうか。
最初のうちは、あからさまに悪さをするソフトウェアというものが存在していて、それを駆除するソフトウェアとして存在していたと思いますが、それだけでは他社品との競合には勝てません。
なので、ウイルス対策ソフトも、他社にはない付加価値を付け加えたり、より最新の脅威に対応できるようにしています。これが、ウイルス対策ソフトにおける需要の掘り起こしということになると思います。

ところが、ウイルス対策ソフトの場合、新しい脅威への対応というのは、「脅威」というものの定義を広げ、それらを検知し除去することになります。
インターネット上に現れる様々なものを脅威と断定し、敵とみなし、除去するわけです。

これが、誰が見ても明らかな脅威であればよいのですが、そのようなものはとっくに他社製ソフトも対応しているでしょうから、付加価値として、グレーゾーンもどんどん脅威とみなして除去していくことになります。中には、誰が見てもホワイトなものも、自らの「需要の掘り起こしのため」に勝手に脅威と認定することもあるでしょう。

認定される側はたまったものではありません。
つまり、ウイルス対策ソフトの場合の需要の掘り起こしは、常に相手を敵と断定し駆除するという流れに存在するため、敵とみなされる側が不幸になるという問題がつきまとうことになります。

一般のウイルス対策ソフトの場合ならば、こういう問題への対処も行っていることでしょう。
例えば、行きすぎた「脅威認定」に対しては、それを迅速に取り下げて再発を防止する手段を講じるとか。

トレンドマイクロのウイルスバスターの場合、この部分に問題があるのだろうと思います。
広げすぎた「脅威の定義」に対し、それを顧みようとする姿勢がない。
いくらこちらから、それはおかしいと抗議しても、聞く耳を持とうとしない。あるいは、サポートにはその権限が与えられていないのかもしれませんが、それ自体も問題と言えるでしょう。

次に、「新たな脅威」の認定過程にも問題があります。
トレンドマイクロの場合、この認定を「機械的に」「自動的に」行っていると聞いています。インターネット上の相手を勝手に駆逐する手段を機会にやらせているということは、ちょっと怖いです。
そして、その過程には不具合があったと聞いています。具体的には、URL文字列を処理するプロセスに誤りがあり、本来脅威でないものを脅威とみなしてしまうというものだそうです。
その不具合が発見されてからも、「修正には半年かかる」と言ってみたり「修正時期は未定だ」と言い換えてみるなど、自らの技術力のなさをアピールするかのようなサポートの発言が気になりました。

振り返ってみると、いじくるつくーる等におけるウイルスバスターの誤検知問題の困難さは、こうした構造的な問題があって、解決ができなかった&こちらが泣き寝入りするしかなかった、という結果になってしまったんじゃないかと考えています。

トレンドマイクロ社は、これからも企業経営を進めて行きたいなら、これらの問題に真摯に対応していく必要があるでしょう。でないと、今なら私みたいな弱小なフリーソフト開発者にぶつかっているだけで済んでいますが、いずれは巨大な問題として立ちはだかるようになると思います。

トレンドマイクロ社の社員にとっても、絶対に無視することのできない事態であるはずです。
トレンドマイクロの社員のみなさん、役員のみなさん、もし、これを読んでいるようでしたら、すぐに自社の活動についてみなおしてください。そして、すぐにその修正を行ってください。それをすることが、将来の自分たちのためにもなるはずなのですから。

スマホのバッテリー消費で、新たに無罪なソフトを驚異認定している場合じゃありませんよ。自らが、世界にとっての驚異な存在にならないよう、今から気を引き締めて、常に正しい行動をとるよう、心がけるべきです。私のような被害者の存在は、私で終わりにしてください。

すでにそうした、本来驚異ではないものを新たな驚異を認定して宣伝し、悪評を植え付けて自らの売上を伸ばそうとする行為を、世間では「トレンドマイクロ商法」と呼んでおり、もうそのカラクリに気づいています。
トレンドマイクロ自身が他社によるトレンドマイクロ商法の対象になる前に、今の状態を早期に改善した方が良いですよ。




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