INASOFT 管理人のひとこと


フリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。
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■最近、何か新しいソフトを作っていますか? と聞かれて…

2012年 5月 7日(月) 0:02:41 [はてなダイアリーから転記]



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まずは、ゴールデンウィーク、お疲れ様でした。

僕は9.5連休を取得しまして、Visual Studio 2010によるソフトウェア更新を済ませてみたり、映画「テルマエ・ロマエ」を観に行ってみたり、実家に顔を見せに行ったり、洋服を買いに行ったり、シュタインズゲートをプレイしたり、太陽光発電式の携帯充電器を買ってみたり、普段飲まないサークルの仲間と飲み会を開いてみたり、………など、いつもより濃い休日を過ごしてきました。

Visual Studio 2010によるソフトウェア更新の方ですが、次のソフトの更新を行いました。

上記のソフトのほとんどは、対応OSを「Windows XP以降」に限定しています。Windows 2000以下に対応した旧バージョンは、引き続き「旧バージョンOS対応版ダウンロードのページ」にて半年程度公開しますので、ご利用下さい。

INASOFTで公開しているソフトは40種類以上あり、そのすべてをVisual Studio 2010で再構築するのは大変であるため、とりあえず、Visual Studio 2010の購入後に更新需要のあったソフトのみ、今回の更新をかけています。他のソフトについては更新需要があり次第、更新していきたいと思います。

まぁよくよく見てみると、Visual Studio .NET 2003や、C++ Builder などの古い開発ソフトで作られたものも、残っていたりしますしね。たぶん、ずっと Visual Studio 2010で更新されないソフトもでてくることでしょう。

こんな感じで、僕が趣味でソフト開発をするときは、気の向くままに作った40種類以上のソフトを、その場その場の勢いで保守していることが多いわけですが、ちょっと困った質問を受けることがあります。

それは久しぶりに会う知人だったり、フリーソフトに詳しいという知人だったり、そういった人たちから受けることの多い質問なのですが、

  • すっきり!! デフラグ以降は、何かソフトは作っているの?

と。

こういうとき、企業アピールとかならば、「我が社では、これこれこういう方向性でソフト開発をしていて、最近では○○というソフトをリリースし、大変人気を博している」みたいな答えをするんでしょう。個人開発であっても、そう答えられればベターかと思います。きっと、聞いてくる方も、そういう答えを期待して聞いてきているに違いありません。

聞き手が喜び、かつ、真実を述べているような答えです。しかも簡潔で相手の興味を惹き、飲み会の話の流れを中断することなく、ひと笑い得られればベター

まぁ、僕は関西人ではありませんから、ひと笑い得ることは諦めるとしても、今日はここで、なんと答えるべきか考えておこうかと思います。

たぶん、この質問をしてくる方は、僕が10年以上前に作った「すっきり!! デフラグ」で、世に躍り出てきたイメージを持っている方でしょう。当サイトのダウンロード数のランキングを見てみても、そうなんだと思います。数字は嘘をつきません。INASOFTではそれ以前に、疑似シリーズというジョークソフトばかりを公開していた時代が長く続いていましたし、僕の中ではそのイメージの方が強いのですが、そんなことはあまり関係ありません。その後もVectorで公開しているような多数のソフトを開発・保守しており、実はすっきり!! デフラグの印象がかなり薄くなってきていたりもしますが、そんなこともあまり関係ありません

僕がINASOFTで行っている作業として、「すっきり!! デフラグを1本、開発・公開すること」よりも、「(すっきり!! デフラグを含め)全ソフトについてユーザーからバグ報告・機能改修要望を受けて修正・公開すること」の方が何十倍も何百倍も手間の掛かることだったとしても、あまり関係ありません

僕がINASOFTに持っているイメージではなく、相手がINASOFTに対して持っているイメージを考えると、多分そうです

……さて、となると、具体的にどんなソフトが挙がるでしょうか。

すっきり!! デフラグ」以降に作成したソフトで、それなりに(ダウンロード数で)人気のありそうなソフトというと、「マウスのお供」や「NumLockLock」が挙がります。これらはユーザーからの改善要望も多いソフトです。

また、「コピペテキスト修飾除去」は、ソフト名を名指しで雑誌取材を受けたこともありましたし、アピール度としては高いかもしれません。

アピール度というか、見た目のインパクトの大きさとしてはウィキペディア・タイマも捨てがたいですね。実写着ぐるみとプロの声優さんを起用するとか、多分、フリーソフト界全体を見回してみても、そう易々と作られるものではありません。

個人的に思い入れのあるソフトとしては「ListView to CSV」もありますね。技術的側面というか、技術の詰め込み方としては、これが一番大きいかと思います。技術的な講習会とか開くならば、これを題材にするのが一番良いでしょう。

っていうか、年1回以上の頻度で確実に公開している「疑似シリーズ」を外すとはなんたることでしょう。これこそがINASOFTの根源であり、今後も続いていく「INASOFTの歴史」であることは違いありませんから。

ちなみに名前の付いたソフトばかり挙げてきましたが、実はWebサイトそのものにだって、色々力を入れています。見た目は悪いかもしれませんが、Web版ヘルプを公開する仕組みとか、フィードバックを受け付ける仕組みとか。携帯電話やスマートフォンから更新ページを閲覧しやすくする仕組みとか。実はここにも力を入れています。

……さてさて。ここまで色々挙がってきましたが……挙がりすぎだ。ってか、色々作りすぎた。

候補が色々挙がりましたが………、聞き手が喜び、かつ、真実を述べているような答えで、しかも簡潔で相手の興味を惹き、飲み会の話の流れを中断することなく、ひと笑い得られるようなベターな回答文を作り出すには、どうしたらいいでしょうね。またアンケートでもやりますかね。アニメとかゲームのサイトでよくやるようなキャラクター人気投票。あんな感じで「ソフトの人気投票」をやるとか。面白いかもしれません。…が、それほどでもないと思いますね。さて、どうしますかね。

やっぱりここは、数値指標として客観的に高い、「マウスのお供」や「NumLockLock」を挙げておくべきでしょうかね。他は全て、「作者がアピールをしたい」とか「取材者がアピールしたい」とかいう理由でしかなく、ユーザー視点ではありませんから。

というわけで、次から「すっきり!! デフラグ以降は、何かソフトは作っているの?」と聞かれたら、そう答えておこうかと思います。





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