INASOFT 管理人のひとこと


フリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。
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■一年間の振り返り(趣味)

2011/12/29 0:03:01


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1年の締めくくりということで、主に趣味関連を色々と振り返ってみたいと思います。

■アニメ

最初はアニメ関連ということで、印象・物語性・継続性の3点の観点で振り返ってみようかと思います。

今期のアニメで印象に残ったモノは、やはり「まどかマギカ」でしょうね。

色々と素晴らしいものは他にもありましたが、インパクトと話題性の面では、これを超えるものは無かったと思います。

加えて、3月後半は放送延期となったこともあって、話題が長引いたってこともあったかもしれません。

物語性では、「シュタインズゲート」が挙げられますね。

他人からお勧めされて見始めたはよいものの、何が面白いのか分からない時期が続きました。

それでも頑張って見続けたところ、途中から急に面白くなり(かといって途中から見始めたのでは意味がない)、最後には大好物のストーリーになってくれました。

あれはよかったなぁ。

継続性という観点では、「イカ娘」の第二期はうれしかった。あれは定番化して欲しいなぁ。

それから番外編となりますが「けいおん!」の映画版はうれしかったですね。原作の方は続きがあるらしいですが、アニメの方も第三期を放送したりしないかなぁ。


■フリーソフト関連

今年は、フリーソフトの作者がおびえるような事件で始まった記憶があります。

大手ニュースサイトでも取り上げられ、フリーライドを彷彿とさせるようなものでしたが、とりあえず直接お話をお伺いしに行った感じでは、問題は無さそうな印象でした。

その後、震災の影響もあり、もうすっかり忘れ去られてしまっている感はあります。

が、今、出版業界では「自炊」問題が騒がれているようですし、フリーソフトの作者にとっても同じく著作権に関しては慎重に扱うべき問題です。

多くの作者にとって、自作品の著作権というものを大きく認識できる機会になったと言えるかもしれません。

ところで昨今、フリーソフトといえば、TwitterクライアントやSNS連携アプリなど、ネット接続前提のモノが増えてきた印象ですね。

僕がフリーソフトを作り始めたときは、通信手段と言えば草の根BBSがあったくらいのものでしたから、ネット接続前提なんて、想像の範疇外だったわけで。

「人気のフリーソフト」みたいなものを作りたければ、そういった、ネット接続前提なフリーソフトでも作らないとダメでしょうね。

まぁ、趣味のソフトなわけですし、人気を追求するために無理に作ろうってのも、おかしな話ですね。

「ここを、もっとこうすれば、DL数が増えるのに」とは言われても、それはサーバ負荷が高まるだけですし、DL数が増えても収入が増える訳じゃないし。

「英語版を作れば、海外展開できるのに」とは言われても、英語の質問が増えるだけで、サポートの負荷が高まるだけですし。しかも収入は増えないし。

自然な流れとして、フリーソフトから収入を得る手段を講じようと考えるわけですが……あるTwitterクライアントが広告を付けたことが、ネット上で大きく取り上げられたこともありましたっけね。

僕は、別に広告反対派というわけではありませんが、その実現手段に様々な問題があることが次々判明し、僕ですら「さすがにアレはないなぁ」と思ってしまうほど…。

僕も参考にしたい事象です。


■同人ソフト

去年の状況ですと、同人ソフト界でフィーバーしているものと言えば、「東方」と「うみねこ」という二大巨頭だったイメージがあります。

が、「うみねこ」の方が、(ちょっと残念な意味で)一段落した感じだったり、「東方」の二次創作界隈が盛り上がっていることもあって、最近は「同人」=「東方」ってイメージが定着してきた感があります。

僕自身、PC98時代から東方Projectの作品を遊んでおりましたから、東方Project本体は大好きなんですが…。

あそこまで二次創作の作品群が並んでいると、これが「同人」で「趣味の世界」の産物なのかな?と、首をかしげたくなってきます。

加えて、多くの同人委託ショップでは、「東方二次創作以外は受け付けません」と宣言するか、それに近い状態になっているわけですからね。

ちょっと、僕の持つ同人のイメージからはかけ離れており、付いて行けない感じです。他にも、「男の娘」ブームなんかがあり、こちらにも付いていけません。

これがジェネレーションギャップってものかもしれませんが、仕事(私生活を支えるために金銭を稼ぐ手段)ならともかく、趣味の世界で「無理に付いていく」ほど意義は見いだせないので、僕は同人業界から、だんだんとフェードアウトしていくことになるのかな……と感じております。

もう一つ気になったのは、同人委託ショップが、東方Projectと命運を共にし始めていることでしょうかね。

一部の人気東方二次創作関連作品等は「次も、うちのショップに多く納品して下さい」「次回作のPV,早くして下さい。さもないと…」などと、脅迫めいている状態になっているという話も、(飲み会の会話レベルですが)聞きますし。

そして最近は、一部同人ショップと、一部同人サークルの間で「係争中」である旨が発表されるなど、もはや趣味の世界とは言うのもバカバカしい、白けさせるような状態になっているわけですし。

っていうか、なんでしょうね。その文章に登場するのが会社名ばかりってのも、なんか首をかしげたくなる状態で。結局コミケって、同人に名を借りた、企業活動が行われている場なんでしょうか。

ますます白けてきます。

いや、別に職業同人を否定する訳じゃないし、収支金額が増えれば増えるほど法人化したほうが良いという理屈も理解します。ただ、そこには理屈では説明できない、気持ちの根底を揺るがすような問題が潜んでいるような気がするのです。

なにせ、同人活動って、気持ちの根底からわき出てくるパッションで活動するようなモノじゃないですか。そこを、揺らがされている感覚、わかるでしょうか。

そんな状態になっている「趣味の世界」を追求していく意義、、、ですかね。30歳も過ぎますと、そこを追求していく意義が、薄らいできました。


■総じると…

2010年代は、間違いなく、「精神文明」が訪れていると言って良いでしょうね。

2000年代より前の、物質優勢の世界は形を潜め、精神を満足させる時代に突入しています。そして、ソフトもゲームも、CDやFDのような物質媒体を通さず、ネットでDLするような「霞を掴むような」感覚で入手するようになっています。

…で、その「精神」を満足させるためにどうするのか。CDが売れなくなった時代にどうするのか。CDに握手券を付けて精神を満足させるのか…。そんな感じでしょうか。

この時代、自身の精神を満足させるのも一苦労だと感じるのが、先の同人ソフト問題です。

「(時代に)付いていけばいい」「(たくさん)売れればよい」のと違って、精神を満足させるというのは大変難しい問題です。2012年は、この傾向がもっと強まっていくのかもしれません。





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