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ここ数年で、こんな事を感じました。 ■遠隔地出張で夜間勤務。コンビニのありがたさを知る 以前、とある地方に出張に行ったときのこと。予定外に出張日数がかさみ、また、夜勤担当に任じられたこともあり、なかなか苦しい時を過ごしておりました。 しかし、どんなに遅い時間だったとしても、ビル1Fにあるコンビニはオープンしており、食べ物も飲み物もお菓子も存分に置いてあります。 (さすがに、大きなお祭りの当日は、食べ物が尽きかけましたけど) 地方でも、比較的大きな町ならば、こうしてコンビニが存在するという便利な日本に感謝しつつ、24時間営業のすばらしさを肌で感じました。 ■終電の時間が延びると労働時間が延びる 最近、実家から新居に引っ越しました。どうせ引っ越すなら、通勤時間が短くなるよう、比較的会社に近い方が良いだろう、と、新居の場所を選びました。 するとどうでしょう。終電のための退勤ギリギリ時間が、22:30から23:50になりました。 ってことは、その分、長々と働くことができてしまうわけで……。 実はこれまで、自分は「終電時間に守られていたんだな」ということに気づきました。 さて。 2011年。こんな感じで、世の中がどんどん便利になっていきます。すなわち、コンビニは24時間営業し、電車は遅くまで走り(後者は、僕の住み家が移動しただけですが)。 世の中の便利さが加速していく一方で、エネルギー消費もどんどん高まっていくのもわかります。 実はもしかしたら、コンビニが24時間営業なんてしていなければ、こんなにお気軽に夜勤することなんか、なかったのではないか?と。 「電車を遅くまで利用できるから終電時間が遅くなる」のと同様に、「コンビニが深夜営業しているから、自分も夜勤しやすくなり、(巡り巡って、経営者が労働者に対し)夜勤をさせやすい状況が整ってしまっているのではないか」と。 かといって、ここで「うちは夜勤させません」なんて会社ができたとしたら、その会社は他社にどんどん追い抜かれていってしまうのかもしれません。 「うちのコンビニは夜間営業をやめます」なんてコンビニができたとしたら、他のコンビニに追い抜かれていってしまうのかもしれません。 世の中が便利になると、世の中がどんどん加速していき、むしろ過ごしにくくなるものの、自分だけが便利さ/加速を止めた場合、他にどんどん追い抜かれていってしまう。 この場合、皆で一斉に便利さ/加速を止める必要があるんだと思いますが……「囚人のジレンマ」って言うんでしたっけ? 個々の最適な選択が全体として最適な選択とはならない状況が起きてしまうってやつですね。 もちろん、日本政府が全企業に命じて、深夜コンビニ営業を止めさせたり、夜間勤務を止めさせたり……なんてことをしたとしても、闇営業・闇夜勤が横行したり、他国に追い抜かれたりしそうだし…。 生き急ぐのと死に急ぐのって、同義なのかなぁ。そんなことを感じた、2011年でした。 21世紀かぁ。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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