INASOFT 管理人のひとこと

 KeyのRewriteをプレイし終わりました。

 

  以降、ネタバレとなりますので、ご注意ください。

 

  ↓

 

  ↓

 

  ↓

 

  ↓

 

  ↓

 

  ↓

 

  ↓

 

  ↓

 

  ↓

 

  ↓

 

  ↓

 

  ↓

 

  ↓

 

  ↓

 

 

  これまでの「Key」の作品というと、個々のルートはバラバラでも統一された世界観があり、「奇跡の起こる世界」があり、…などの共通点があったと思います。まぁ今回も当たらずも多からずって感じなんですが、やっぱりなんというか、少し遠いような気がします。

 

  これを「いつものKeyじゃない！」と言い切ってしまえるかどうかというと、これまた微妙なんですが、なんていうかな、僕個人の中では「いつものKeyじゃない！」感でしょうかね。

 

  エンディングにも書いてあったのですが、世界設定は、「人類は衰退しました」感が全開の田中ロミオ氏でしょうか。これは良くできていたと思います。

 

  それからルチアルート。うみねこ的展開（犯人アリ、謎解き、探偵役＝主人公以外は嘘を読者に見せるかもしれないetc...）がまざまざと感じ取れたので、ここは、竜騎士０７氏でしょうか。これはこれで良くできていたと思います。

 

  でもなんというか、バラバラ。ルチアルートで見せる主人公の性格と、それ以外のルートで見せる主人公の性格とか。あるいはテキストの書き方とか。「違う人が書いているんだろうなぁ」という印象があまりにも強くでてきているのは、あまりよろしくないかなぁ、と。

 

  今回のシナリオにおける竜騎士０７氏の位置づけって、どんなもんだったんでしょう？　とりあえず、ひぐらし／うみねこで人気が出たから連れてきたけど、会議や意識あわせには参加しなかったのか？あるいは独走してしまったのか？　ちょっとわかりませんが、そこらへんにバラバラ感が感じられました。

 

  さて、このゲームでは、楽しい日常を描いたパートと、ある出来事を境に厳しい日常（というか各個人ルート）に突入するパートの２種類に分かれます。

 

  さながら、「ひぐらし」でいうところの「部活による楽しい日常パート」vs「富竹時報後のシリアスパート」のような位置づけ、とでもいいましょうか。これを意識してやったかどうかはわかりませんが。

 

  「部活による楽しい日常パート」については、非常に面白いです。ゲラゲラ笑いながら読みました。これぞKeyって感じで。

 

  いいぞ、どんどんやれ！　とりあえず、この部分だけで、払ったお金の分は楽しめたと思いますので、もう十分です。

 

  次にシリアスパート。こちらも良くできています。ルチアパートだけがちょっと異質な感じがして違和感にじみまくりではありましたが、個別に読む分には良くできたお話です。

 

  さて、問題は、各個別ルートをすべてクリアした後に出てくるLunaとTerraというストーリー。

 

  こちらが解釈不能で意味不明。AIRのときのようなクソ長感はあるものの、AIRのような「物語を全て読み終えた後の丸く収まった感じと終息感」は存在しない。

 

  他の人のレビュー記事を読んで、ようやく意味は理解したものの、僕にとってはこの、LunaとTerraというストーリーの評価はかなり低いです。

 

  ただ主人公に無理と無茶と無双をさせて、ギリギリながら平和になりましたチャンチャン、みたいな。ここがKeyっぽくない。

 

  まぁ、僕の中では、「楽しい日常パート」と各個別ルートで十分楽しめましたから、以後のルートの評価が低くても全体の評価が覆るものではないので、いいんですけどね。

 

  改めて思ったんですが、僕は「クラナド」や「智代アフター」をプレイした時みたいな、心にグサグサくるストーリーを追い求めているんだよ－！