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少し前に、インターネットに接続せずとも使えるローカルPC環境上での画像生成を色々試していた時期がありました。 ローカル生成のメリットは、回数制限がないこと、健康的な画像を生成できることなど、色々あります。 一方でデメリットは、電力を食うこと、部屋の温度がめちゃくちゃ急上昇することです。もちろん、過酷な動作をさせられるだけの環境(それなりのビデオカード・搭載メモリ)も必要になります。 当時は、1枚の画像を生成するのに数分~数十分かかっておりましたが、その後ソフトウェアの進化があったり、また手元にあるハードウェア環境も強化したことで、数秒~十数秒程度で1枚の画像を生成できるようになりました。 で、画像の次は動画。 ローカル動画生成も、最近はすごいことになったと聞きました。 先日見かけたのは、この記事。 ASCII.jp - ローカル動画生成AIの革命児「FramePack」の使い方 最も凄いのは、ダウンロードページにある「>>> Click Here to Download One-Click Package...」をクリックして入手したファイルを展開し、実行すれば、待つだけでローカル動画生成が試せるようになること。この気軽さです。 難しい手順が不要というわけです。 早速試してみました。 エラーで停止しました…。 実行するだけで環境構築が完了するなんて、甘い話はなかったようです。 ただ、ググってみたところ、「メモリが足りないから仮想メモリを増やせ」というアドバイスが出てきました。 自分の環境の場合、ページングファイルの初期値が圧倒的に足りませんでしたので、ガッツリ増やす必要があったようです。 (ちなみに、エラーメッセージは実行のたびに変わったり、出ずに突然終了したりなど。おそらく、メモリ不足で異常終了する時点によって、プログラムの反応が様々に変わっていたようです) ![]() システムの詳細設定から、仮想メモリをカスタムサイズに変更し、最小・最大共に131072(MB)に設定してシステムを再起動します。 (元の設定は2GBほどでしたが、128GBに増やしたことになります) これで、時間さえ待てば動くようになってくれました。 ちなみに、CPUは第13世代 Intel Core i7、メモリは32GB、グラフィックスカードはGeForce RTX4070(メモリ12GB)と、ローカルAI目的としては貧弱寄りですが、ストレージは合計6.39TBあるので、仮想メモリは存分に確保できます。 ![]() 生成中は、タスク マネージャーを見てみると、メモリ・スワップ先のHDD・GPUのグラフが張り付いた状態になります。ページイン・アウトでHDDにガリガリアクセスしまくりの状態ですので、別の作業を行うことは考えない方がよいでしょう。おとなしくタブレットかスマホでYouTube動画でも見て待っているのが吉です。次第に、外気温9℃なのに、室温(3畳のリモートワーク部屋)が27℃くらいまで上昇してきて、翌月請求の電気代に恐れおののくことになります。 ![]() 生成内容は、上記の画像を与え、「彼女らが躍る」というプロンプトを英語で与える感じです。 30分ほど待つと、動画が生成できます。(音はありません) ヌルヌル動くの凄い。 もっと時間をかけると、指先とかをきちんと描かせたりすることもできるようですが、とりあえず今回はここまでです。 もちろん、写真でなく、絵を与えて動画にすることもできましたし、フィギュアを躍らせることもできました。ローカルAI動画生成、凄いことになっているなぁという体験談でした。 あと、電気代(以下略 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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