INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■後ろ向きな政策でも積極的に進ませたいという事件2024年 5月16日(木) 0:00:00 |
RSS配信中 | |
マイク音切り「環境省の歴史に汚点残した」…水俣病患者・被害者団体側、環境相に憤りぶつける 環境大臣が水俣病の患者や家族からの聞き取り中に、環境省の担当者がマイクの音を切って強制終了させたという事件があったそうで、担当者にとってみれば数十分をケチったために、数か月掛かることになってしまったという、なんとも、ダメな話になってしまったわけですね。 テレビの報道で解説者の人が言っていた話によると、環境省としては「後ろ向きの政策」であるという認識であるとのことで、なかなか前向きに進められることではないというか、花形部署ではない、左遷先みたいな感じになっているんでしょうかね。一方で、「環境省」が成立したのは、この水俣病の問題があったからという事情もあるので、「自らの成立理由が後ろ向き」という、おかしな状態になっているのかもしれません。 本課題をなるべく短い時間で済ませたい、後ろ向きの政策と考えていることに加え、昨今の時短政策に合わせて、会議時間は短く簡潔に、ササッと終わらせたいと考えはあるのでしょう。環境省に限らず、一般的な企業とかでも、会議時間の短縮化や、意見を簡潔に述べることは、ビジネスマンには求められています。 患者・被害者団体はビジネスマンではないので、この原則が適用されるべきではないですが。 このニュースを聞いて、ふと思い出したのですが、連続誤検知問題で、2012年初頭頃の全く事態が進展しなかったとき、たぶん、この問題を解決しても会社としては一円の儲けもないわけなので、まさにさっき上げた「後ろ向きの会議」が開かれて、「臭い物に蓋をする方法はないだろうか」という議論が行われ、議論や課題を前進させる要素が全くなかったんだろうなと思ったことがありました。 ただ、2013年に入り、様々なメディアで、企業にとってネガティブな話題として取り上げられ続け、「このまま議論や課題が前進しないと、大きな損害を被るかもしれない」と焦り始めたことが、解決の始まりだったのかもしれません。やはり、「無視したら逆にさらに面倒臭いことになるかもしれない」と思われたのが、解決の第一歩だったのかもしれません。 そういう意味で、環境省のこの件がメディアに大きくネガティブに取り上げられ、時間を短縮するどころか、むしろ何か月も時間を費やすことになったというのは、解決に向けた第一歩になるのかもしれません。 ただ、それぞれの取っている行動がカスハラなクレーマーと同じになってしまうというのが、ネガティブな気分を生じさせるかもしれません。過去には東芝クレーマー事件というのもあって、どの時点のスナップショットで語るかで、どっちが悪かったのか?の印象が変わる事件でもありました。あれからだいぶ経ちますが、昨今の「カスハラには毅然と対処しよう」という風潮が、こういった、真の被害に対してもカスハラ呼ばわりすることで回避されてしまうムードが作られてしまわないか?というのは、心配なところです。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
- 最近の更新 - |
|
3212232 (+0143)[+0218] Copyright© 2010-2024 INASOFT |