INASOFT 管理人のひとこと


フリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。
2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。
・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/
・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/
2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32]

目次 | ←前へ / 2024-04-13 00:00 / 次へ→ / 最新へ⇒

■DisplayPortって今でも使われているんだよというポストに対する二分される反応。知識別で世界が二分されている

2024年 4月13日(土) 0:00:00



RSSRSS配信中
https://www.inasoft.org/



今年の1月に、新しいPCを購入しました。
旧PCは、DELLのXPS 8930であり、発売されたのは2017年のこと。CPUは第8世代Core i7(6コア12スレッド)であり、グラフィックカードの専用メモリは4GBしかなく、SSD 256GBもほとんどいっぱいいっぱいになってしまっておりました。
グラフィックカードの専用メモリが4GB程度では、画像生成AIを満足に楽しめません。どうやら最低でも10GBくらいは必要とのこと。

加えて、長男がマインクラフトJava版でマルチプレイをして遊びたいという要望を出してきまして、そこそこのゲーミングなスペックのPCが必要になりました。
というわけで、新しくDELLの XPS 8960を購入しました。CPUは第13世代Core i7。16コア24スレッド(8コアはEコアなのでスレッド数が2倍にならない)。グラフィックカードはNVIDIA GeForce RTX4070が入っています。グラフィックカードの専用メモリを10GB以上にしたかったため、12GBのものを選びました。

さて、本題。
このNVIDIA GeForce RTX4070についている画面出力用のポートが4つありました。


DisplayPortが3つ+HDMIが1つです。

DisplayPortは、だいぶ昔に使っていた仕事用のPCで見て以来でした。
その後は、「DisplayPortはHDMIとの争いに負けて、現在ではほとんど見られなくなった」ということを聞いておりまして、それを疑いもせず信じておりました。
そして今回、DisplayPortが3つも付いているのを見て、ビックリしてしまったのです。全然負けてないじゃん。むしろ優勢じゃん。

というわけで、むかし、こんな嘘を聞かされたんですよ~ということをX(旧Twitter)にポストしたのですが、いくつか反応がありました。
しかも、その人が属している環境に応じて、全然違う反応が見られたのです。それが面白かったので、今回の記事にしました。

まず、HDMIは一般家電(レコーダー、STB、テレビ、ゲーム機、一般的なPCなど)でよく採用されているものです。画像と音声を乗せられます。
それに対してDisplayPortはハイエンドなPCでよく採用されています。今回、DisplayPortが3つ+HDMIが1つだったのも、どちらかというとNVIDIA GeForce RTX4070がハイエンド寄りということなのでしょう。これに合うように、大き目なモニタにはDisplayPortが差せるようになっています。

HDMIとDisplayPortの規格を比較すると、上位に来るのはDisplayPort側になります。より高解像度・高リフレッシュレートが扱えます。また、DisplayPortをデイジーチェーンでつないで、複数モニタ出力なんてこともできたりします。
というわけで、これまでもハイエンドなPCを使ってきた人は、こういった知識を当然のように持っているようでした。なので、僕がこういうポストをしたことに、むしろびっくりしたといった感じの方もいました。
しょうがないじゃん、知らなかったんだし。

で、一般PC寄りの場合だと、むしろDisplayPortは、駆逐されているという表現で正しい状態になります。
なので、一般PC寄りの環境しか知らない人は、僕のように驚かれた人もおりました。

それからあと一つ。また違う反応が見つかりました。
「DisplayPort出力はあるが、それは差込口ではなく、プロトコルとして残っているということ。挿入口としてのDisplayPortは、とっくに廃れている」
といった感じ。

いや、最近購入したPCにDisplayPortの差込口があったわけだから、全然廃れていないんですけどね…。
ただ、プロトコル的に存在しているというのは、これもまたその世界で生きている人にとっては良くある話で、例えば、僕の手近にあったノートPCも、こんな感じの差込口になっていました。


左がUSB Type-C、右がHDMIですが、左の方はUSB Type-Cであり、USB4であり、Thunderbolt4でもあります。ああ、もう、USBってややこしい。
ここから画面出力することもできるわけです。中で流れているデータが違う。
プロトコル的に存在しているというのは、そういうこと。

さらにややこしいことに、このノートPCに電源を供給しているのは、さらに横にあるUSB Type-C形状の差込口だったりします。そこからの出力もできる。なんだよそれ。

USBといえば、USB 3.0とUSB 3.1 Gen 1とUSB 3.2 Gen 1は、全て同じものを指している(上下関係にはない)という、ややこしい事情を最近聞いたりして、ビックリしまくっています。これはこれで一つのネタとして書けそう。

目次 | ←前へ / 2024-04-13 00:00 / 次へ→ / 最新へ⇒


目次の表示:


ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメールフィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。
当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。本ページは公開から1年半後の任意のタイミングで削除される予定です。


- 最近の更新 -



3198118 (+0038)[+0384]

Copyright© 2010-2024 INASOFT