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■小学6年生のときに受けた衝撃。数字は嘘をつかないけど、数字を見た人間は……。

2022年 8月29日(月) 0:00:00



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小学校6年生のとき。社会科の授業の中だったと思うのですが、こんな問いかけが先生から行われました。


日本では原油の産出が行われているか?
地図帳の資料ページを見て答えてよい。


地図帳には、日本の国土面積や、各都道府県の面積・人口・県庁所在地などの情報が載っているほか、各県での代表的な収穫物等の情報とか、各収穫物ごとのトップ3の都道府県が載っていたりしました。また、野菜や果物や工業品などについて、外国からの輸入に頼る割合のデータも載せられていました。

原油については、どのように記載されていたかというと、たしか「外国からの輸入に頼る割合が99.7%」みたいなことが載せられていました。

この場合、原油の国内自給率は0.3%というわけですね。

この「国内自給率 0.3%」という数字を見た時の、クラス内の反応が二分しました。

僕を含むクラスの半分は、0.3%を自給しているのだから、「日本では原油の産出が行われているか?の問いの答えは ”Yes”である」という考え方でした。

しかし、もう半分は「0.3%なんて、無いも同然の数字なのだから、 ”No”である」という考え方でした。

え? 0より大きいのだから、当然、クラス全員が ”Yes”であると答えるはずと思い込んでいた自分にとっては、衝撃的な出来事でした。

地図帳から適切なデータを見つけられなくて ”No”と答えていたのなら、まだ仕方がないと言える。「国内自給率 0.3%」という数字を見た上でもなお、 「”No”である」と答えてしまうのはなんでだろう?

(先生からの回答は、当然 ”Yes”でした)

今から思うと、世の中には、数字の大小のような、論理的な(いわゆる、左脳を使うような)感覚の世界で生きている人と、とにかく論理的な思考など一切使わず、感覚論だけで生きている人がいるんだろうな、と。

それこそ、幼稚園児のほとんどは、感覚の世界だけで生きているだろうし。

本業の方でお客様と対峙するとき、あきらかに感覚の世界だけで生きている人と出会うこともある。契約書になんと書かれていようと、鶴の一声だけですべての局面を乗り切ろうとする人とか。

そういう人がキーマンになっていたりすると、それが原因でうまくいくこともあるし、それが原因でうまくいかないこともある。ただ、要望を受ける身としては、振り回される感は大きい。

例えば「ツールを使って楽をしてテストするのではなく、手作業で1つ1つ、気持ちのこもったテストをすべき」みたいなことを本気で言ってくるお客様もいたりする。

フリーソフトへの要望についても、要望を2つ挙げてきたと思ったら、(論理的に考えたら)明らかに矛盾している要望だった…なんてこともあった。

数字は嘘をつかないけど、数字を見た人間の感情は予測できない。世の中は人間の感情で動いていく。

少し前に、AI研究の新井先生の御著書を読んだ時に、受験生が文章題を正しく読み取れるか否か…みたいなことが書かれていて、同じようなことを思ったことがありました。



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