INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■懐かしい広告達が出てきた……選ばれなかった大容量メディアたち2022年 7月28日(木) 0:00:00 |
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先日、1990年代末期ごろの懐かしい雑誌を掘り返していて、当時は大部分を読み飛ばしていたであろう広告ページをガッツリ読んでいました。まさか広告を、文化遺産のようにまじまじと眺める日が来ることになるとは。 このように広告が大量に入っているPC雑誌にとって、広告は非常に重要で、雑誌全体の値段が低く抑えられているのは、これらの広告のおかげなわけで。その分、本屋への輸送についても、読者が本屋から持ち帰る過程においても、重い思いをして持ち帰ることになるのですが……。まぁ、そのおかげでこうして、懐かしい広告を見ることができているわけですからね。 最初に目についたのは、こちらでした。 松下電器(パナソニック)のPDドライブの広告。「PD、選ばれる3つの理由」と書かれていて、(1)24倍速のCD-ROM読み取り装置としても使えること、(2)DVD-RAMドライブとして読み書きが可能であること、(3)便利ソフトが付属していること が挙げられています。価格は54,800円+税(5%)。 まぁ、結局のところ、PDは「選ばれなかった」ことを思うと、なんとも哀愁漂う広告とも言えます。 MICROTECHのZIPドライブの広告です。「最速・最小・最軽量」がウリだったようです。たしかに、フロッピーディスクに似た形状で、コンパクトさは重視されていた様子。 でも、日本ではあまり、ZIPドライブの話は聞かないまま、終わってしまった感がありますね。 オリンパスのMOドライブの広告。当時、MOはメディアのサイズがコンパクトだったし、メディア自体も硬かったし、熱を加えてからでないと磁気が変化しないとかあって強固だったし、……と、良いことが多かった気がします。僕自身もMOに未来を感じて、バイト代を溜めてドライブを購入していました。ただ、MOはメディア1枚あたりの値段が高かったことや、MOドライブのアクセスに不調があった場合にOSを巻き込んでフリーズする問題があって、早々に使うのをやめてしまいました。もったいなかった……。 世間的にも、MOドライブは選ばれませんでした。 ヤマハのCD-R/RWの広告。今まで出てきた中では、最もチープ(割れやすそうだし、傷ついたら読めなくなるし、容量は640MB~700MBそこそこだし、随時書き換えできずに追記or全体消去しかできないし…)ですが、価格は90000円+税(5%)とお高め。 ただ、この後2000年代に入ってドライブの低価格化が進んでいったことや、CD-Rの弱点であった書き込み失敗問題に対してJustLinkやBURN-Proofといった安定化対策が取り込まれていったこと、メディアの価格が非常に安かったことなどがあって、これらの中で最も普及したのがCD-R/RWだったと思います。 また、今から思うと、JustLinkの技術があったおかげで、内周・外周の書き込み速度を変化させることもできたから、書き込み速度の向上が図れるようになった……ってことでいいんでしたっけ。 ……と、この広告のウリは「CD-RW」の「リライタブル(書き換え可能)」な部分だったのですが、僕自身はCD-R/RWドライブのリライタブルな機能はほとんど使っていませんでした。ほとんどの場合はCD-Rとして使い、もし書き込み失敗したのならば、そのメディアは捨てていました。CD-Rメディアは50枚のスピンドル(通称ドラム缶)で購入していて、常に大量に持っていたので。CD-Rメディアはメチャクチャ安かったんです。 CD-R/RWの最大のウリは、結局、メディアが非常に安かったことだったんだろうなと思います。 今回、広告としては出てこなかったですが、他にもJazとかスーパーディスクとかもありましたっけ。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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