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■巨大なものを測るときの指標。ドラゴンボールの「蛇の道」は100万キロメートル

2022年 5月27日(金) 0:00:00



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理科っぽい視点で世の中を見てみるポッドキャスト番組の影響か、大きな長さを身近なもので考えてみるクセが付きつつあります。

長さの単位はm(メートル)ですが、元々は、赤道から北極点までの距離を10000kmと定め、その10000分の1が1kmで、さらにその1000分の1が1mという定義でした。なので、地球の円周の4分の1は、ざっくり10000kmなので、地球の円周は40000kmになります。円周40000kmを3.14で割れば、地球の直径が出ます。40000÷3.14≒12742kmです。

直径を求めるところの直前くらいまでは、「赤道から北極点までの距離を10000kmと定め」さえ知っていれば自然と出てくる話なので覚えやすいです。

地球の円周が40000kmということは、僕の自宅の最寄り駅から小学校まで1kmだったことを考えると、最寄駅から小学校までを20000往復すると、ちょうど地球一周分移動したことになるわけですね。1日10往復すると、2000日。約5年半かけて、この10往復を繰り返せば、地球一周分歩けると考えると、なんだか地球一周の距離が身近になってくる気がします。

地球から月までの距離の平均は、だいたい38万km。ドラゴンボールZにおいて、閻魔様のところから界王様のところまで延びている「蛇の道」の距離は、およそ100万kmだそうなので、地球から月までの距離の、約2.6倍。悟空は、地球から月までの距離の約2.6倍を走ったわけですね。先の最寄り駅-小学校間の往復で換算すると、50万往復。1日10往復すると、50000日分。約137年分。悟空(と閻魔大王)の偉大さが分かります。

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▲蛇の道100万キロ突破は、過去には閻魔大王ただ一人
(引用:ドラゴンボール 18巻より ©鳥山明/BIRD STUDIO 1989)

あ、ちなみに、蛇の道は、見ての通りとても曲がりくねっているので、直線距離にしたら、もう少し(というか半分以下)近くなるのかもしれません。

さらにちなみに、木星の円周は44万kmなので、ドラゴンボールZの世界の「あの世」がもし球体の星だったとするなら、木星以上に巨大ということになります。少なくとも反対回りして早く着くという選択肢を採れなかったのだから、円周200万km以上でなければなりません。太陽の円周が438万kmなので、それくらいは大きいのかもしれません。重力が地球程度しかないというのは、この際無視することにします。平面(フラット)説が採用されるのかもしれませんし。

その太陽から地球までの距離は、地球と月までの距離の約400倍の1億4960万km。

太陽の大きさは、月の大きさの400倍だそうですが、距離もちょうど400倍離れているので、地球と月がちょうど重なる皆既日食が起きたり、金環日食が起きたりするわけですね。科学技術が程よく発達した現在に、月がこの位置にいるのは偶然であり、もっと昔は月が地球に近かったし、もっと未来は月が地球から離れて行くとのこと。なので、昔は皆既日食しか起きなかったし、未来では金環日食や部分日食しか起こらない。現在、皆既日食と金環日食・部分日食の両方が楽しめるのは、偶然なのだそうです。

ドラゴンボールZにおいて、界王様の星から閻魔様のところに悟空が帰ってくるとき、2日間(48時間)程度の時間を要したようです。

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▲蛇の道100万キロを2日で突破すると予想する界王様
(引用:ドラゴンボール 18巻より ©鳥山明/BIRD STUDIO 1989)

100万kmを48時間で走破するには、時速20833kmのスピードが必要です。これは秒速5.8kmであり、1秒間に5.8km進むという驚異的な速度です。

秒速5.8kmを一睡もせずに飛んだのか、あるいは秒速11.6kmで進みつつ途中で睡眠をとったのか。ちなみに、地球から物体を飛ばしたときに、地球の重力を振り切って、宇宙に行けるための「第2宇宙速度」が秒速11.2kmなので、もし悟空が途中で睡眠をとっていた場合、第2宇宙速度以上の速度で飛んでいたのかもしれません。

ドラゴンボールZの映画では、クウラが地球に攻めてきましたが、最後は太陽に飛ばされて滅亡しました。太陽までの距離は1億4960万km。いったいどれくらいの時間をかけて飛ばされたのでしょう?

仮に、先ほどの悟空の速度…第2宇宙速度を超える秒速11.6kmで飛んだ場合、1289655秒(≒358時間≒15日)かかったことになります。クウラは15日間、あの体制で、悟空の気功波に飛ばされ続けていたわけですかね。15日間、途中で体勢を整え直すこともできず、「こんなもの…!」と言いながら弾き飛ばそうとする意思決定を思い直すこともできず、それはそれは大変だったでしょうね。たぶん、途中で10回くらいは寝落ちしたんでしょうね。

ところで、地球とナメック星の距離はどれくらいかな?と調べようとしたら、ドラゴンボールの作中では語られていないそうですね。調べたら、色々仮定を置いて推論している人がいました。なかなか面白い。

これ以外のサイトもあり、いずれにしても1光年以上の距離があるようですが、神龍がナメック星から地球へ人々を避難(瞬間移動)させた際、最長老を追いかけるようにして、ナメック星からドラゴンボールがすごい速度で飛んできました(瞬間移動ではない)。光の速度で1年以上かかるはず距離を、ほんの数分で移動してきたわけなので………なんか、とんでもないことが起きていたんでしょうね。亜空間航法的な。途中にあった星は、木っ端みじんに破壊されてしまったでしょうね。



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