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フリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。
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2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32]

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■少し空き時間がまとまって出来たので、過去の観たかった映画をまとめて観た。リング0バースデイとか

2022年 4月25日(月) 0:00:00



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2020年の前半あたりから、コロナ禍による「おうち時間」増加による余暇を埋めるため、AmazonプライムやNetflixなどのサービスを利用して、積極的に映画やらオリジナル番組を観ようというブームが起きていたようでした。

ただ、僕の場合、幸いというかなんというか、職場がリモートワークに非常に積極的に取り組んでいたことから、かなり早期のうちにリモートワークに移行してしまい、「自宅で暇をしている時間」がほとんど生じませんでした。「家で映画を観るしかない余暇が生じてしまう」=「仕事がない」ということなので、かなり危険な状態ではあるのですが、逆にそういう余暇がなかった身としては、なんだか残念な気がしなくもなかったり。不謹慎だと言われそうですが。

で、先日、年度の切り替わりにあたりで、ちょっとまとまった空き時間が生じました。これって、自分にとっては夢だと思っていた動画視聴のチャンスなんじゃないか?と思いまして、まとめていくつか観ようと思いまして。過去にテレビ放送されたものを録画していたものなんかもありますし。

  • 犬鳴村
  • 樹海村
  • ミッドサマー
    以前、無理やり時間を作った時に観たかったけど観られなかったもの
    ---------------------------------
  • HELLO WORLD
  • 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?
  • IT/イット “それ”が見えたら、終わり。
  • リング0 ~バースデイ~
  • ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ
  • キングスマン:ファースト・エージェント

清水崇監督による村シリーズ3部作(?)のうちの2つ『犬鳴村』『樹海村』を観たわけですが、どこかこう、なんというか「これでいいや」感というか、根底にルールが流れて無さそうみたいな感みたいなのが、アレだなぁ、と。

まぁその中でも、『樹海村』に前作『犬鳴村』の少年がチラっと出てきたときにクスりとできたのは良かったかな、と。あと、安達祐実がメチャ若い。美魔女って、ああいう人のことを言うのだと思う。

ミッドサマー』は、事前に色々な人の感想を聞いてしまっていたので、まぁ、そうなんだろうなぁという感じでした。ただ、事前に色々聞いておいたおかげで、いろいろなシーンの意味(残虐な処刑方「血の鷲」とか、最後の方で男性が気分悪そうに屈みながら歩くシーンは、単に気分が悪いのではなく、媚薬を盛られて膨張する男性器を抑えていたとか)を知れたので、事前に情報を集めておけたのが良かった。

HELLO WORLD(2019年)と『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(2017年)はほぼ近い時期に観てしまったのですが、なんというか、これらの映画が公開されていた頃って、このタイプの映画がブームだったんでしょうかね。

次に時間が空いたら『竜とそばかすの姫』を観ることにします。

で、内容はさておき、『打ち上げ花火、~』は製作がシャフトのせいか、新房昭之総監督のせいかは分からないけど、このタイプの絵、絵を見せる角度、絵の角度の変化をみると瞬時に<物語>シリーズだと脳が判定してしまうので、なずな(CV.広瀬すず)は所々で戦場ヶ原さんを連想してしまうし、その他の男性キャラもたびたび阿良々木くんの片鱗が見えてきてしまうし、そういうメタな要素で集中しづらなかった。

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は、側溝から覗く不気味なピエロの映像がTwitter上で散々観られるので、内容は知らないまでも、存在は強烈に知っていました。あのシーンでは「やあ、オイラはペニー・ワイズ」なんてセリフで登場するようなキャラだったのか!とビックリしたわけですが、その直後から即座にR15な展開になったので、ビックリしました。いや、まぁ、ビックリするんだろうなと予想はしていたけど。

そこからさほど時間を空けずに、「リング0 ~バースデイ~」も観まして。貞子役は仲間由紀恵。1979年生まれで、映画そのものは1999年公開だったから、年齢はギリギリ10代だったということか。まだヤンクミにもなっていないし、トリックにも出ていない。半分子供な仲間由紀恵。こんな高い声の仲間由紀恵は、初めて観た。そういう意味でショックな映画でした。

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は、なんというか、好きなんですよね。前作から続く、このツンデレ的なヴェノムが。もしかしたら一部にはコレジャナイ感を感じる人もいるのかもしれないが、自分にとっては大好きだ。あと、最後のテレビに映ったシーンは二度見してしまった。ああいうのも好き。

キングスマン:ファースト・エージェント』は、語りたいのだけど、どうしてもネタバレになってしまうから、ここから改行をたくさん入れます。
















物語の前半で、中ボス的な立ち位置でラスプーチンが登場します。ただ、実は彼のことはつい最近まで知らなくて、つい先日、古いオカルト的なポッドキャスト番組で、「怪僧ラスプーチン」として、彼にまつわるオカルト的な噂話・伝説・壮絶な最期を聞いて、その存在を知ったばかりでした。この映画を観た時期が最近で、ホントよかった。映画公開時に観に行っていたら、分からなかったろうなぁ。

それと物語の中盤以降、僕はてっきり、父が死に、子が生き残り、子が父の遺志を受け継いで、キングスマンの誕生につながる、というストーリーなのだと思っていました。

ただ、実際にはその逆であることにショックを受けつつも、僕がショックを受けたということは、多分このストーリーは正解だったんだろうなとも思いました。

おそらくストーリーを成り立たせるだけなら、単に王道のストーリーにしたいだけなら、父が死に、子が父の遺志を受け継ぐ形で…みたいな流れもありなんでしょうけど。

少し前にMCUの映画「アヴェンジャーズ/エンドゲーム」で、サムスを倒すため、命を懸けて最後の攻撃(指パッチン)に挑んだのが、キャプテン・アメリカではなく、アイアンマンだったのはなぜか?という記事を見かけたことがありました。おそらく、命を懸けて最後の攻撃を仕掛けるならば、自然に考えれば、キャプテン・アメリカがその役を担ったはずだし、ストーリーとしても成立する。むしろ、アイアンマンの性格、キャプテン・アメリカの性格を考えれば、自己犠牲の精神が強いのは、キャプテン・アメリカの方だったはず。

その後、キャプテン・アメリカが、物語のラストでアヴェンジャーズを去ることを考えれば、どっちでもよかったはずで、それなら、キャプテン・アメリカの方だったはず。

でもあえて、アイアンマンにその役を与えたのかといえば、その方が観客にショックを与えられるからだそうです。

この話を踏まえると、「父が死に、子が生き残り、子が父の遺志を受け継ぐ」よりも「子が死に、父が生き残り、父が子の遺志を受け継ぐ」方が、観客にショックを与えられるわけで、こちらのストーリーになったというのも頷けます。

そういえば、片岡ともさんの同人ADVで「ナルキッソス」というお話があり、不治の難病を抱えた少年少女の暮らしを追うような話が多いのですが、その中で一つ、「見送る医者と、見送られる難病少年」として進んでいたストーリーが突如逆転し、「医者が事故で死に、難病少年が葬儀に出席して医者を見送る」という話で幕を閉じるというものがあったのを思い出しました。

読み手は、物語を読み進める中で「当然、こういう展開になって、自分の心は揺さぶられ、感動させられるのだろう」という予測をしながら読んでしまうものです。ここで述べた3作品は、それを見事に裏切り、期待に応える。ストーリーを考える人って、すげぇなぁと思います。



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