INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■「まとも検索」というのがあった。昔はGoogleがまともと思われていたがね…。あとは採用率と持続可能性。2022年 2月23日(水) 0:00:00 |
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昨日、広告やまとめサイトを表示しない「まとも検索」 公的機関や医療機関などに限定してググれるという記事を見かけて、興味を覚えました。 確かに、最近の検索結果は毒されすぎてて、有害な検索結果に引っかかることも多いと言われますね。 昔は、Googleこそが、こういうまともな検索な立ち位置にいたと思いますが、20年という年月は企業を大きく変えてしまうわけですね。資本主義の中にインターネット検索を突っ込むと、こういうことになるんだろうな、というか、なんというか。 サイトに記載された情報によると「医療情報を検索しても、信ぴょう性が薄い広告サイトやまとめサイトとばっかりなので腹が立って作った。 特に子供関係の情報がひどい。」とのこと。 まぁ、かつて広告付き検索システムをお勧めしたり、今でもGoogleカスタム広告を採用している僕が、どのツラ下げて言ってんだよというところではあるんですが、その視点から心配することとしては、広告なし・収益なしになるとした場合、どうやってこの「まとも検索」のシステムを持続できるか、どうやって多くの人に利用してもらうか、ですね。 「腹が立って作った」ということですが、いわゆるフリーソフト的な立ち位置での検索サービスということかと思います。その場合、検索に使用している仕組みのアップデート、今後の脆弱性対応、利用者からの機能追加要望などが来た場合も無償対応ということになると、昨今OSSを多用する企業のフリーライド問題・持続可能性問題が騒がれていることからも分かる通り、無償での負担させ問題が出てくるかと思います。 非常に優れた仕組みならば、寄付が集まってくるかもしれませんが、それが継続的に集められるかどうか。強制的・継続的に寄付を集めようとすると、Wikipediaの寄付メール問題みたいなのも出てくると思います。 また、「まとも検索」のような仕組みは、いわゆる「情弱」の人ほど使うべきかと思いますが、「情弱」の人ほど、ブラウザにデフォルトで採用されている検索エンジンを使ってしまいがちかと思います。URL入力欄にいきなり入れると検索できちゃうあれですね。 例えばSafariのデフォルト検索エンジンがGoogleになっているのは、Google社がApple社に多額の費用を支払っているから実現していると聞いたことがあります。となると、「まとも検索」を使ってほしい人に使わせるには、Apple社にどんだけお金を渡せばいいのか、そのお金をどう工面しなければならないのか、みたいな話になりかねない。 広告に頼らず費用改修をする場合、利用者の演算能力を少しお借りしてマイニングをするという方法もあるそうですが、この方法は最近騒がれてすぎているので、直近では採用しづらそう。 となると、今まで書いてきた話はとりあえず置いておいて、ユーザーのターゲットは「情強」相手に絞り、そうすればアクセス数も増えないから設備投資費が抑えられ、情弱を相手にしないから変なクレームも来ないからユーザー対応の負担も減り……という方向に舵を切っていくのがいいんでしょうね。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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