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■マイナンバーカードの受け取りは、あえて全国民が一斉に窓口に殺到しない作りにしているんだろうな

2022年 1月25日(火) 0:00:00



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マイナンバーカードを使った接種証明書取得ができるという話を聞きまして、いよいよ、マイナンバーカードを取得しようかと思うようになりました。

これまでは、身分証明したければ運転免許証かパスポートがあれば事足りるし、医者に行きたいなら保険証で事足りるし、住民票等が欲しければ市民カードがあれば事足りるし……と、何一つ利点が見つかっていませんでした。

今回、接種証明書の取得という利点が生まれました。

まぁ、市役所に申請に行って、一週間待てば郵送で送られてくるという仕組みもあるんですけどね。アプリによる接種証明書の取得なら、早ければ数秒で出てくると聞きまして。

というわけで、去年の12月21日に、Webより申請を行いました。年始にお休みの期間があるので、その期間中の平日に受け取りに行ければラッキーかなとか思いまして。

ただ、待てど暮らせど、なかなか受取可能連絡が来ず……。

1月12日に、ようやく受取可能連絡が来ました。もしかしたら、同じようなことを考えた人が多かったのかもしれない。

なるほど。マイナンバーカードの受け取りは、あえて全国民が一斉に窓口に殺到しないような作りにしているんでしょうね。受付センターや全国の区市町村の窓口に一斉に人が殺到したら、大変なことになっちゃうでしょうし。だから、あえて「国民が興味を持たないような施策ばっかり」というのは、そういう国策なのかもしれません。いっぺんに国民が申請しないようにするための。

マイナンバーカード
大昔の「ケータイ、PHSは 11ケタ~♪」のCMのウサギではありません
 (1998年までは、携帯・PHSの電話番号は10桁でした。懐かしい)

というわけで受け取ってきました。

僕が住む自治体の場合、自治体のサイトで、受領日・時間を「予約」することができるようになっていましたので、日付と時間を指定して予約しました。ネット上で情報を集めてみると、受取にはかなり時間がかかるらしく、最大で8時間待たされることもあるとか。とりあえず、積読状態の小説(夏への扉)と漫画(刃牙道12巻)を持っていくことにしました。

役所に行って、受付番号の紙を受け取って、待つこと2分。

その間に、氏名・住所・電話番号と本日の目的(個人番号カードを受け取ること、通知カードを返納すること等)を指定の用紙に記入。

2分後に呼ばれたら、事前に言われていた必要書類(自治体から送られてきた暗証番号等の記入済用紙・運転免許証・さっきの指定用紙)を提出。

しばらくお待ちください……となって、10分ほど待機。

再び窓口に呼ばれ、「記入いただいた暗証番号をコンピュータに入れましたので、これで良ければ確定ボタンを押してください」と言われ、確定ボタンをおして、完了。個人番号カードを渡されて、帰宅となりました。

受け取りにかかった時間は、ざっと20分程度でした。刃牙道12巻を半分くらい読んだ程度。思ったよりも早かった…。

ただ、僕が受取り手続きをやっている最中、隣の窓口では「マイナンバーカードを受け取りたいのだけど、何をしたらよいのか分からないので、とりあえず窓口に来てみた」という高齢男性とか、「来週マイナンバーカードを受け取るのだけど、必要書類が何だか分からないので、確認に来た」という高齢女性とかがいらっしゃってました。

なるほど、これがデジタルディバイドか……。

多分僕のように、規定内の動作しかしない市民であれば、窓口の人もすぐに処理してくれるんでしょうね。

ただ、窓口のリソースは、残念ながら、「規定内の動作しかしない市民」のためではなく、規定外の動作をする市民のために消費されることのほうが多いみたいですからね。こればっかりは仕方がない……。たぶん、僕も「高齢男性」になった折には、役所の窓口の人のお世話になるんでしょうから。

考えてみると、僕が役所のお世話になった機会なんてほとんどなくて、

  1. 運転免許を取得するために、自動車学校(僕が住む地域では通常は教習所と呼ぶ)に提出する住民票を取得するため
  2. 婚姻届けを提出するため
  3. 転居のため
  4. 子供が生まれたため
  5. 土地の購入や家を建てることに伴う諸々の手続きのため
  6. 転居のため
  7. 住宅ローン控除を受けるための書類を取得するため(最初の1年目のみ)
  8. 子供が生まれたため

くらいしかなくて、しかも上記1以外は、30代前半のある時期に超集中していました。人生のある時期にしか、役所のお世話になることがないので、おそらく最初に述べたような高齢女性や高齢男性も、そうなんだと思います。役所に通うプロってのは、なかなかなるもんじゃないし、なれるもんでもない。

というわけで、マイナンバーカード受け取りについても、やっぱり、全国民が一気に窓口に殺到できるような設計にはなっていないんだろうなと思います。



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