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■久々に鉄道博物館(てっぱく)に行って、なんだか昔のことを思い出した。網棚の端っこ、オレンジカード、…

2021年11月12日(金) 0:00:00



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先日、数年ぶりに、大宮近くにある鉄道博物館へ行ってきました。シンカリオンの基地の上にあるやつです。

昔はニューシャトル大成駅と呼んでいた駅も、だいぶ前に「鉄道博物館駅」に改称され、ずいぶんと慣れてきました。基本的に写真をパシャパシャ撮っても良い場所となっており、子供も大人も楽しめる場所です。

2年前までは、1年に1回程度は行っていたのですが、最近はコロナ禍で行くこともできず、鉄道好きの小1長男のストレスも溜まっていたかと思うのですが、今回、緊急事態宣言が開けたことを機に行っておくことにしました。

事前にセブンイレブンで前売りチケットを購入してから向かうことになります。中のアトラクションの類は、アプリで抽選が必要でしたが、何度か抽選にトライした末に「ミニはやぶさ号」に乗車することができたので、乗ってきました。大人が乗るにはツライですね…。でもスリルを楽しめました。大人は素直に外周から子供の写真を撮る係になるべきだった。(乗車中は落とし物防止のため、写真を撮るのは禁止)

鉄道博物館からは高崎線・川越線・ニューシャトル・東北新幹線が見える。これは川越線
鉄道博物館からは高崎線・川越線・ニューシャトル・東北新幹線が見える。これは川越線

さて、鉄道博物館では、いくつかの展示車両の中に入ることができます。座席に座って休憩することもできます(コロナ禍では展示車両内で食事をとることは禁止中)。座っていると、子供たちが喜んで入ってくるのを、微笑ましく見てたりします。ちなみに、てっぱくに来るほどの意識の高い子供たちは「電車!電車!」と喜ぶのではなく「列車!列車!」「あの列車に乗る!」と喜ぶようですね。

展示車両の中にはなつかしい広告が貼られていたりもするのですが、ふと、上を見上げた時に思い出しました。

鉄道博物館からは高崎線・川越線・ニューシャトルが見える。これは川越線
網棚の端っこ

っていうか、記憶が蘇ってきたのですが、網棚の端っこって、漫画雑誌読み回し用のパブリックスペースと化していましたよね。

今は、電車内では皆、スマホを見て暇つぶしをしていますが、昔は、電車の中で新聞を広げるおじさんがいたり、ジャンプやマガジンを読んでいる学生やサラリーマンがいたりしました。で、新聞や週刊漫画雑誌を読み終えると、電車の網棚の隅っこに置いておくのです。すると、別の学生やサラリーマンが乗車した時に、そこにあるものを取って読んだりする。そんな習慣がありました。

あと、駅には雑誌専用のごみ箱があって、そこからジャンプやマガジンを取り出す、大きな袋を持った、おそらく数日お風呂に入っていないであろうおじさんがいて、そのジャンプやマガジンを駅前で10円~100円くらいで売っていたりとか…ってのもありましたっけ。

なつかしい。それから、昔の券売機。イオカードとオレンジカードの名前が書かれていて、とても懐かしい。

昔の券売機。イオカードとオレンジカードの名前が書かれている
昔の券売機。イオカードとオレンジカードの名前が書かれている

就職活動の時、説明会へ行くと「本日の電車代です。これ以上必要な方はお申し出ください」と、1000円のオレンジカードを渡されたりしていました。

オレンジカードは、JR各社で利用できる磁気式プリペイドカードで、JRの券売機や精算機で利用できていました。オレンジカードを入れて、切符を買うことができていたというわけですね。現在では廃止され、高額の物は2023年までなら払い戻しができるとのこと。

イオカードは、JR東日本で発行されていた磁気式プリペイド乗車カードで、改札機にそのまま入れて乗車することができていました。このカードの機能は非接触式のSuicaに引き継がれ、定期券機能を持たない無記名式のSuicaは、しばらくの間は「Suicaイオカード」と呼称していましたが、現在ではこの呼称は聞かれなくなりましたね。

今の鉄道好きの子供たちにも、こういう歴史は伝わっているだろうか。



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