INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■MSDNライブラリのCDを見た時の憧れ。自分の書いた文章を残すには雑誌付録のCDに入れることかと興奮2021年10月20日(水) 0:00:00 |
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今から15~20年前ごろ、例えインターネットが滅んでも、「いじくるツール」(Rnsf ver.6)や「いじくるつくーる」(Rnsf ver.7)に同梱された大容量ドキュメントが入ったDOS/V POWER REPORT等の雑誌付録の付録CD-ROMやDVD-ROMが残れば、自分の書いた文書はこの世に残ると言えるのではないか!と考え興奮してた時期があった。 ▲ごく最近(2016年末)にDVD付録のムックに収録されたときのもの。いじくるつくーるがヘルプを含め収録されている ▲このDVD-ROMをきちんと保存すれば自分の文章は半永久的に残り続ける?そのことに興奮できるかはその人次第 元々の発想は、Visual Studio (おそらく20年くらい前のバージョン) に含まれていた MSDN Libraryという膨大なヘルプドキュメントを見た時。買った製品に関する情報も入っているし、買っていない製品に関する情報も入っているし、月1頻度とかで発刊される資料の情報も入っているし、「Stone's Way」という読みものみたいな連載コラムも入っている。 これを見て、大容量ドキュメントというものに憧れを抱いたし、冒頭に書いたような妙な興奮も覚えるようになった。 ▲憧れの源泉 Visual Studio .NET 2003のMSDN Library DVD ▲憧れの源泉 Visual Studio .NET 2003のMSDNライブラリ(製品ヘルプ)内の例の連載コラム すでに開発は終了しているが「いじくるつくーるのヘルプ」(Rnsf ver.7)にはそういった頃の余韻が残っている。 ▲いじくるつくーる(Rnsf7)付属のヘルプ。だが、ソフトウェア本体とはあまり関係のない情報の例 実は、「いじくるツール」(Rnsf ver.6)時代のドキュメントにはこれ以上に無駄な情報が大量に入っていた。ドキュメントライブラリ内のコラム・連載・あとがきなんかが、その頃の名残である。 ▲いじくるツール(Rnsf6)時代の付属のヘルプ。当時は大学で受けた講義の感想なんかを無駄に載せていた。ちなみに、今では閲覧不能なWinHlp32形式。恥ずかしすぎてもはや世には出せないなぁ……なんて思っていたら、これを表示させた古いPCに悲劇が!! 詳細は明日。 WinHlp32形式のソースのフォーマットはRTFで、含まれる画像はBMP形式。今から考えると、なかなかアツイ。 2000年前後の頃は、CD-Rで独自のCDを作ることはできたけど、なんとなく、CD-RはCD-ROMよりも(長期間の保存ができるかという意味で)下位の存在の様な気がしていて、CD-ROM内に情報を入れ、保存状態に気を付ければ、かなり長期にわたって保存ができるのではないかとか思ったりしていた。 その後、インターネット(Web)上に情報を載せないとGoogle検索で見つけることができず、「ググって見つけられないものはこの世に存在しないものと同じ」「ソフトにヘルプを同梱していても、ググって見つけられないのだから書いていないのと同じ」という思想がまかり通る時代が来てしまったので、INASOFTでもWeb版ヘルプの公開に踏み切ったけど、そうやって大量に書いてきた情報を、1000ページ以上のWebページとして公開できているのは、ちょっと誇らしい。 でも最近は、雑誌付録のCD-ROMやDVD-ROMはなくなってしまったので、インターネットが滅んでしまうと、これらの文章は見ることができなくなってしまうのは、寂しい。 でも、それぞれの利用者の手元に残されたアーカイブには、chm形式で文章が残されることになる。インターネットが滅んでも、利用者の手元にコピーが残れば、自分の書いた文書はこの世に残ると言えるのではないか!と考えることができるので、やっぱり興奮してくるかも。 もはやchm形式がセキュリティ上の理由で閲覧できなくなりつつあるということからは目を背けつつ…。 ところで、昔のWindowsは、ヘルプを見ようとすれば、きちんとPC内にインストールされたヘルプファイルが開いていた。つまり、PC内部で完結してた。Unixのmanとかも同じ。内部で完結しているのがカッコイイ。 なのに、Windows 10ではヘルプを見ようとすると、Edgeでインターネット上の検索が始まる。インターネットに頼ろうとする。情けない。情けないね。 ▲Windows 10のエクスプローラー上でF1(ヘルプ)を押したときの画面 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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