INASOFT 管理人のひとこと


フリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。
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■ある対談記事から昔のことを思い出す。そういえば学生時代はいろいろ野心的なことを考えてたっけ

2021年10月 7日(木) 0:00:00



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先日、インターネットとビジネス、ウェブメディアとビジネス i4U編集長×編集主幹対談【第2回】というGMOの記事をお知らせいただきまして。

…高校生でソフトを公開して今はもう40なんですが、5年ほど前に長いこと続けてきた有名ソフトの更新を訳あって終了しました。人生の半分、そのソフトの更新を続けてたことになります。彼は、いまだにあれこれソフトを作って公開・更新しています。…

ということで、私のことが出てきています。

ちなみにこの岩崎さんは、私が学生時代に窓の杜で記事を執筆していた時代に編集をしていただいていた方です。もう20年近くも前のことになるのか……。

私ももう40歳を過ぎて、子供2人を育てるしがない(=取るに足らない、つまらない)サラリーマンをしているわけですが、思えば20年前は、もっと野心的で、いろいろ無駄に、破天荒なことをしようと頑張ってました。いや、頑張ってたとは思っていなかった気がします。単にやりたいこと、面白いことを突き詰めたら、気づいたらそういう方向に突き進んでいました。そういうことが可能な、無駄な体力と気力が溢れていました。

大学を卒業し、社会人になってすぐのころは、まだそういう体力と気力は続いていました。ただ、社会人になって3年目に、遠隔地の職場の炎上を収める仕事が割り振られ、連続4か月にわたる夜勤生活が始まりました。月の残業時間が200時間を超えていて「ピンチをチャンスに変えられるやつがいるんだったら、今すぐここに連れてこい」なんて言ってしまうようなやさぐれた人間になってしまいましたね。

今から考えれば、26歳という、体力と気力が無駄にあった時期に夜勤・残業200時間×4か月が体験できたのは、良い体験だったと思います。また、あの頃はまだITバブルだったので、残業代がきちんと支払われ、後々に自宅を建てる資金とすることができました。ピンチをチャンスに変えることはできなかったけれど、当時入社3年目で責任を負わされる立場ではなかったし、長期的に観れば、チャンスだったと言えなくもなかったかもしれません。

ただ、それ以降、「脳に薄いモヤが1枚、常にかかっているような感覚」が、ずーっと付きまとっている気がします。15年くらい。何だろうこの感覚。外界を直接触れることができず、外界には1枚の薄いモヤを介してでないと触れられないような感覚。夜勤・残業200時間×4か月で、脳を世界からガードするような機構が生まれちゃったんでしょうか。

それでも、魔法にかけられたかのような状態は継続できていて、フリーソフト開発・公開活動は止むことはなかったわけですが、2012年の例の一件「訳あって」は、やっぱりデカくて、魔法が解けてしまいました。あれ?なんで自分はこんなことしてたんだっけ?こんなことをして、自分や自分の子供たちがお腹を膨らませることができるんだっけ? 「訳あって」の事件以降、私の脳は、野心的なことを考えることを、拒絶するようになっていました。

魔法が解けると、あとは、あれよあれよと転落していきました。

転落の最中、Windowsのフリーソフト界隈では大激震が起きていたようです。

世の中がPCの時代から、スマホやタブレットの時代に変化していました。Windowsのフリーソフトのユーザーが激減していました。それは、詐欺サイトすら見放すほどの大激震っぷりでした。

魔法も解け、世の中も変わったので、あの頃に帰りたいと思っても戻れるもんでもないですが、当時のことを思い出す記事を読んでしまうと、やっぱりあの頃に戻りたいと思ってしまいます。

と、そこで、Twitter上で「ファイラー」という言葉を久々に聞きました。

MS-DOSの頃は、Windows 3.1の「ファイルマネージャ」やWindows 95~の「エクスプローラ」のような、ファイルをGUI的に操作するソフトは標準添付されておらず(MS-DOS 5.0には「DOSSHELL」が入っていましたが、クソ重くて使えなかった)、ファイルをGUI的に操作するソフトは、フリーソフト等に頼るしかありませんでした。

で、私はどうしていたかというと、自作していました。

TFM ver.5.0 自作のファイラー

初期バージョンを作成したのは26年前になります。

この最終版(ver.5)は、Turbo C++ 4.0Jで作られており、PC98とDOS/Vの両方で動作するようになっています。16bitアプリなので、64bit版Windowsで動作させることはできませんが、Anex86などのエミュレータの力を借りて、動かせます。

当時、イミダス(imidas)という現代用語辞典にFILMTN(フィルメンテ)というフリーのファイラーが紹介されてて、凄まじい刺激を受けた気がします。自分もそんな、一般の用語辞典に載るようなフリーソフトとか作れないかな?と思ったもんでした。

以前、フリーソフトを初めて知ったのは、「I/O」という雑誌だったという話をしましたが、火をつけたのは「イミダス」で、実際に軌道に乗るきっかけになったのは「DOS/V POWER REPORT」だったかなと思います。

(Bio_100%のゲームが収録されたフロッピーディスクが付録された本をTSUTAYAで見つけて買ったのも刺激でしたが、今回は省略)

あの頃は、周囲全部が刺激だったし、その刺激を受けて動き出せる気力と体力があった。いい時期を過ごせたなぁ。

今の時代、今の気力、今の体力でどんなことができるのか、考えていきたいです。



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