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■高校時代、大学時代、社会人で聞いた・体験した「スメハラ」な話

2020年 7月19日(日) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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先日、Twitter上で「『あなたはクサい』というと、言った方が加害者になるが、『それはスメハラだ』というと、言った方が被害者になる」というツイートを見かけて、ふと思い出した「スメハラ」な話があったので書こうかと思います。

高校の頃、出席番号の近かった同級生が、クサいわけではないが、気になる体臭を放っていました。

今から思えば、ある種の、さほど雑菌がついていない状態の汗の臭いだったわけですが、当時は経験不足から、そうと認識できず「変なにおいをさせるやつだな」という印象を持つのみでした。

大学受験に差し掛かった時、話題話だか本気の話だかわからないけど、「大学受験の一週間前くらいから、風呂に入らないことにより、強烈な体臭を発生させ、自分の周囲の人間の成績を落として、相対的に志望校に受かりやすくする」テクニックがあるという話をしている人がいました。

本気かどうかは分かりませんが、人間、ホンキになればそれくらいのことをする人もいるんだろうなとは思ったりもしましたが、今から思えば、本人も、体中がかゆくて試験に集中できない気もしますね。

大学に入った後、ほとんどの日を、強烈な体臭をまき散らしながら過ごしている友人がいました。

金銭的な都合か、本人の習慣かはわかりませんが、おそらく1か月に1回くらいの頻度でしか風呂に入らなかったんでしょうね。

体臭は強烈ではありましたが、それ以外にはあまり問題がなかったこともあり、自分も周囲の人間も、あまり問題にはしていませんでした。

考えてみれば、大学には日本各地から様々な人が集まってきており、訛りがキツくて会話の通じにくい人がいたり、年齢が上の人がいたり、新聞配達の苦学生で濃厚な経験を話してくれる人がいたり、…とそれぞれ強烈な個性の持ち主が多く、「濃厚な体臭の持ち主」程度のことなど「個性」の一言で片づけられてしまう程度のことだったのかもしれません。

社会人になった後、1年目のとき、配属後しばらくしてから、会社を休みがちになった3年目の先輩がいました。

たまに出社するようになった後あたりから、強烈な体臭を放ち始めるようになりました。

今から考えてみれば、「適応障害」だったり「うつ」だったりから、「風呂に入ることも面倒くさい」状態につながっていたんだろうなと思えるわけですが、当時はそんな知識はありませんでしたから、ただ臭い人というイメージしか持てませんでした。

会社で強烈な体臭を放つとなると、女性社員からも嫌がられるわけで、見かねた他の社員から「臭いがきついからお風呂入ってこようよ」とアドバイスをされたら、その翌日から出社しなくなり、そのまま会社を辞めてしまったようで。

冒頭に「『あなたはクサい』というと、言った方が加害者になるが、『それはスメハラだ』というと、言った方が被害者になる」と書いたのですが、この場合は前者のパターンになってしまったと言えるのかもしれません。

当時はまだ「スメハラ」という言葉はありませんでしたけどね。




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