INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■歴史モノの外国映画を2つ。「ダンケルク」と光州事件「タクシー運転手」2020年 1月13日(月) 0:00:00 [さくらのブログから転記] |
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ここらへんで、自分がよく観るタイプとは別の、歴史モノの映画を2つ観てみることにしました。 一つ目は2017年の「ダンケルク」(原題:DUNKIRK)。 第二次世界大戦中、ドイツ軍からの攻撃を受けて、フランスのダンケルク海岸からイギリス本土へ帰還する状況を、陸・海・空の3視点から描いた作品。1940年の出来事。 言葉はほとんど使わず、状況の説明は数少ない出演者のセリフに限られ、緊迫したシーンを、次々と画面を切り替えながら描く。誰も説明してくれないが、銃弾は迫ってきているし、危機的状況だから逃げなきゃいけないのはわかるが、どこへどうすればよいのかは視聴者はわからない。もちろん、実際の兵士たちもわからなかったわけで、それが恐怖を掻き立てるという。 なかなか気の休まらない作品でした。それがいい。 次は、韓国の「光州事件」を描いた「タクシー運転手 約束は海を越えて」(原題:택시운전사)。 こちらは1980年の出来事であり、僕が生まれたのは1979年なので、比較的近年の、割と近い場所で起きた出来事。 というか、リアルタイムな出来事として、香港ではデモが発生中なので、より近い出来事として捉えなければならない。 主人公のタクシー運転手は、妻を亡くし、子供を抱え、自らの生活に精一杯で政治には無関心。 そんなタクシー運転手が高い報酬に飛びつくように、外国人記者の客を光州まで連れていく。 当初は、デモ学生にタクシーのミラーを壊されたと怒り心頭だったり、自らのサウジアラビアでの仕事の経験から「韓国ほど暮らしやすいところはないだろう」と学生デモを小馬鹿にしていたところから、様々な現実を目の当たりにすることで、外国人記者の使命を理解し、光州のタクシードライバーたちと共感し、自らの使命も自覚して行動を起こし始める。 上のダンケルク同様に、ハラハラするシーンが連続します。 光州市へ向かう道路を封鎖する軍人。市民と軍との衝突の最前線での命がけの行動。野戦病棟さながらの病院。私服軍人に追いかけられ、命からがら逃げてくる。 ダンケルクと違うところは、封鎖された道路の向こう側の町では、情報封鎖により偽ニュースが流され、何も知らない市民が何気ない日常を送っていること。普通に朝飯を食べ、市民を暴徒と認定するニュースが流れ、お土産を買い、家族に電話も掛けることもできる日常が送れる。そこから再び、タクシー運転手は光州市へ戻る。その温度差みたいなものが描く恐ろしさもある。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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