INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■「愛されるデバイスづくり」を意識するとき2019年11月 4日(月) 0:00:00 [さくらのブログから転記] |
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大学に入学してすぐ(1999年)のとき、大学から、学生に1人1台、ノートPCが貸与されました。 東芝のDynabookでした。 1999年ごろなので、入っているOSは、Windows 98。 かなり不安定で、スリープしたら絶対に復帰しないし(電源を切るしかない)、スタートボタンを押すとKernel32.dllが何かを起こしてエラーが発生したというダイアログが出たっきり、ウンともスンとも言わなくなる現象が多発していました。 なので当時は、フリーズすることを揶揄して「カーネル32」と呼んでいたと記憶してします。 あるいは、不安定なPC環境そのものを指して「カーネル32」と呼んでいたんだったか。 とにかく、ロクなもんじゃなかったです。 ただ、同じ学部内の別の学科の学生だったと思いますが、貸与されたノートPCを毎日持ち歩き、休み時間等に慈しむように使っている様子をよく見ていました。その人の環境がどの程度不安定だったのかは分かりませんが、おそらく、初めてPCというものに触れて、その素晴らしさに感化されていたのでしょう。まさしく、「愛されるデバイス」だったんだろうなと思います。 その後、小型でも中型でも大型でも、デバイスに慈しむような感情を抱くには、どういうデバイスづくりが必要になるのか、ということが、ふとした拍子に頭に浮かぶようになりました。 ひと昔前なら、お気に入りのガラケーを手に入れたとき、最近ならスマホでもよいかもしれません。 スティック型のPCや、Raspberry Piのような小型のデバイス、あるいは、スマートウォッチとかもそうかもしれません。 この使っている一瞬一瞬を慈しむように過ごし、楽しみ、なにか感情のようなものを重ねてしまうようなデバイスっていうか、なんというか。 小学校の時に使う彫刻刀みたいな、ただ道具として使う、というわけではなくて、その道具そのものに愛情みたいなものを感じる、みたいな感じですかね。 (もちろん、彫刻刀を使うプロの作家の方は、彫刻刀に愛情を注ぐでしょうし、プロの料理人は包丁やフライパン等に愛情を注ぐかもしれないので、デバイスに限った話ではないかもしれません) この考えを発展させて、愛されるプログラム作り、みたいなこともできますかね。 exeを起動する瞬間にいとおしさを感じてみたり、なんかこう、マウスを動かす一瞬一瞬を慈しむように過ごし、楽しみ、なにか感情のようなものを重ねてしまうような感じになるような。 デバイスづくりだと自分の領域にはなりませんが、プログラム作りなら自分の領域になるので、なんかそういう考えができればすごいものができそう、とか思ったりすることがあります。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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