INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■京都の事件から、心が不安定。あんまり触れないようにしてる。その分、今日は一気に吐き出す2019年 7月22日(月) 19:00:00 [さくらのブログから転記] |
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今日は扁桃腺だか耳下腺だかが腫れて痛んで、大事をとってお休みをいただいておりました。 そんなわけで、家の中で悶々としておりました。 ここのところ、芸能プロダクションに関する業界激震の話が流れたり、参議院議員選挙があったり、隣国との軋轢があったり、大きな話が多くて、心が忙しく動きまわっています。 特に、京都アニメーションの放火殺人事件については、心を大きく突き落とされました。 まだそうは呼ばれていませんが、もしテロとするならば、戦後最大の悲惨なテロ事件ということになるかもしれません。 2003年頃に、ライトノベルでは読んだことのあった「涼宮ハルヒの憂鬱」がアニメ化したころは、あまり「京都アニメーション」の名前は意識していませんでした。 その後、「らき☆すた」の頃には、なんとなく認知していたと思います。 たしか、「らき☆すた」の中で、埼玉県の大宮駅周辺の様子が映っているシーンがあって、京都の会社なのに、埼玉県の大宮駅周辺の様子(しかも過去)をよく調べているなぁと感心した記憶があります。 その後、鷲宮神社にも行きました。 あの当時は、神聖視すらしていたような気がします。 ただ、「涼宮ハルヒの憂鬱」の第二期(?)でエンドレスエイト騒動をやらかしたあたりで、ふと我に返って、…というか、「京都アニメーションとは、相当大規模な失策をやらかすところなんだな」という認識になったりはしましたが、その後の「けいおん!」とか「中二病でも恋がしたい!」あたりは、だいぶ楽しく見させてもらっていました。 他にも名前を認知しているアニメ制作会社はいくつか(シャフトとかufotableとか)ありますが、自分が名前を認知している制作会社が…というか、これは普通に、アニメ云々関係なく、企業を狙った凶悪なテロ事件で、人命も文化も一気に喪失させられる様を見させられるのは、非常に心に堪えるものがありました。 なので、Twitterにしてもニュース報道にしてもこの話題にはあまり見ないように、呟かないように、リツイートしないようにしてきました。そうしないと、心の安定が図れない。 でも今日は、その分を一気に吐き出します。そしてまた、本件については黙ります。 耳をふさいでいても、情報は入ってきてしまうものです。 報道が進むにつれ、どういった形で凶悪なテロ行為(?)が行われたのかが解明されておりますが、例えば、これが自分の今の勤務地で起きたとしたら…とか考えると、非常に恐怖を覚えます。 というか、2020年は東京オリンピックが開かれるわけで、東京に勤務する自分が何らかのテロ行為に巻き込まれる可能性は通常時よりも高いわけで、より一層恐怖を覚えます。 身近…で連想するものとしては、……思い出してみると、2005年頃に深夜残業をしていて、何人かの仲間と夕食を食べるためにビルの外へ出て、帰ってきたとき、ビルの入り口で警察官が通せんぼしていたことがありました。事情を聞いたところ、「このビルから、女が刃物を持って暴れているという通報があった」とのこと。それで何十分か待たされました。 結局、誤報…というか、誰が通報したのかもわからないという結果でした。 おそらく、深夜残業に疲弊した誰かが、偽の通報をしたということなのだと思いますが、本当に女が刃物を持って暴れていたにせよ、深夜残業疲弊者の暴走にせよ、これがきっかけで大惨事が起きたかもしれないと考えると、恐ろしいことです。 次に、2013年ごろに発生したネットストーカー事件。 当時、ゲーム制作サークルの方で作成しコミケ等で頒布したゲームについて、勝手に続編の企画を作ったので130万円くれ、という連絡が来たところから始まり、「自分は任天堂に所属して任天堂の意思で動いている」と言ってきたり、あるいはすでに当サークルのメンバーになっているからと、他のサークルへ身分を詐称してメールを送ったり、あるいはこのドメインのメールアドレスを発行しろと言ってきたりと、めちゃくちゃなことをしてきた人がおりました。そのうち、あなたの国を訪れるだの、顔写真を送り付けるだの、軍隊を動かすだの言いだしたりとかして、身の危険を感じ始めました。 そのうち、サークルに関することだけでなく、サークルに所属するメンバー(私など)に個別にコンタクトを取ろうとし始め、INASOFTで公開しているフリーソフトの自国語版を翻訳して出したいと言ってきたり、INASOFTのドメインのメールアドレスを発行しろと言ってきたり。 確か、「自分のことをブログに書いたな」みたいな難癖を付けてきたこともありました。当時はまだ、そのことは公表しておらず、ブログはおろかどこにもその話は載せていなかったので、完全に妄想の世界と現実の世界の区別がつかなくなっていたように思えます。 そのうち、妄想と現実の区別のつかなさが暴走した結果なのか何なのか分かりませんが、メールのCCに任天堂のリクルート?かなにかのアドレスを入れ始めた途端に、その人からのメールがピタリと止みました。 おそらく、自国内で何らかの措置が行われたのでしょうか。 それから6年間、何も問題は起きていないので、おそらく身の危険は去ったのだと思いますが、もしあの件がエスカレートしていたら、何が起きていたのか想像するのも怖いです。 たしか、以前に聞いた話で、同人漫画を描いている人の家に押し掛け、勝手にアシスタントになりたいと家の中に入ろうとする人がいたので警察を呼んで追い返したら、後日母親が来て、同じように「うちの子が手伝おうとしているのになぜ追い払うのか」と抗議してきてもうウンザリ、みたいな話を聞いたことがありました。 (昔は…というか今もかもしれませんが、同人誌の後ろには「奥付」を書くのが習わしになっていて、作者の住所が晒されてしまっていることがありました) プロの世界でも、アニメスタジオに勝手に企画を郵送したあと「もうここの一員だから」と勝手に上がり込み、落書きをしている人を追い出すのに苦労して、みたいな話も聞いたことがあります。 そんな感じで、妄想力のたくましい人がテロリスト化して、殴りこんでくることは、ありそうな話です。 単に妄想力がたくましい状態から、一方的に妄想上の恨みを募らせて凶行に及ぶケースまであります。 そう考えると、そんなに身近で起きやすいことだと仮定すると、もしかしたら自分自身だって、テロリスト側に陥る危険性もあるかもしれない。誰かを危険にさせてしまうこともあるのかもしれない。考えたくないけど。 例えば7年前、連続誤検知事件が一向に解決せず、しかも心無いユーザーからはクレームが多く寄せられていたころは、日々対処に追われるし、夜は眠れないしで、大変心が不安定になっていたころもありました。 あの件のときは、適切なアンガーマネジメントができていなくて、私が怒り出すタイミングを逃してしまい、セキュリティベンダー側を「正しく焦らせる」ことができなかったため、解決まで1年半以上の歳月を要することになってしまいました。 でももし、仮に、私のアンガーマネジメントが逆側に失敗していた場合はどうなるか? つまり、私の怒りがあっという間に頂点に達し、「正義の名」の下に、「正義の鉄槌」を下すべく、トレンドマイクロ天誅!ウイルスバスター天誅!とばかりに、新宿マインズタワーの1Fに侵入してガソリンを撒いて火をつける…なんてことが起きたりなど。 本人の頭の中では、あくまで正義。悪魔の正義。 マインズタワーには無関係の会社の人たちだって多くいることでしょう。 恐ろしい。 話を戻しますが、そういった被害を受けるとして。 その結果、例えば、今の自分の勤務先の1階にガソリンが撒かれて気化して充満して爆発火災が起きたとして、階段から一気に登ってくる煙に巻かれた状態で何ができるのか…。 スプリンクラーも防火扉も避難訓練も、ガソリンばら撒き爆発火災なんて想定していない。 今日のNHKニュースで報じられていた京都市消防局の話では、あのビルは消防法上の問題点は何一つなく、表彰されたことすらあるすばらしいビルだったのだとか。 想定という意味では、朝、起きて、小学校に出発する子供を見送り、妻に見送られて出社し、電車に乗り、会社に着く一連の行動の中で、「今日は死ぬだろう」みたいなことを想定しているわけもなく。 想定しているのは、あと一か月後に来るであろう夏休みが無事に来るかどうか。まぁ、10月上旬までに夏休みを取れれば御の字か。とか、あと数日で来るであろう土日の休みには何をしようかとか。あるいは今日のお昼ご飯は何を食べようかとか。帰ってきた後何をしようとか。想定しているのはそんな程度。 一般的に、自分が今日の昼間に死ぬだろうみたいなことを朝から考えることはないわけで。 もちろん、先ほどの話になるならば、新宿マインズタワーにお勤めの方も、まさか今日この後、1Fから煙が猛烈な勢いで上がってくるなんて思うはずもない。無関係の会社の人たちだって多くいる。例の誤検知事件のことだって全く知らないという他社・他人も多くいるでしょう。 しかしながら、この話を突き詰めていくなら、煙に巻かれて死ぬとは限りません。 それよりはよっぽど高い確率で、交通事故にあうかもしれない。通り魔に刺されるかもしれない。満員電車で乗客同士のトラブルに巻き込まれるかもしれない。置換の冤罪で数年間ブタ箱に放り込まれるかもしれない。 なんなら、不摂生がたたって脳溢血で倒れるかもしれない。今日明日にでもガンが発覚するかもしれない。 あるいは、今のプロジェクトが外部要因で中止になるなどして、仕事がなくなり路頭に迷うかもしれない。 たぶん、例えば「この先20年くらい絶対的な平和と保証の中で暮らせる」なんてことは絶対になくて、それこそ脳溢血なら1秒後にくるかもしれない。 そんなことまで思い至ってしまうと、とても恐ろしくて恐ろしくてたまらない。 そういう心の不安定さが襲ってきています。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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