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■ようやく観られた。今年のドラえもんの映画。のび太の宝島。

2018年 9月 4日(火) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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本日ようやく、今年の春のドラえもんの映画「ドラえもん のび太の宝島」を観ることができました。

doraemon_takarajima.jpg

事前に聞いていた情報だと、子どもにも楽しめて、さらにストーリーの奥深さから、大人にも楽しめる作品になっている、けっこう素晴らしい作品、とか。

2017年春の、「ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」が、個人的には大人にも奥深さを感じる良作だと思っていたこともありまして。

で、実際に観てみますと。

子どもにとっては良作だと思います。

父子の話が題材になっていることもあり、子育て世代にも刺さる映画かもしれません。

が、伏線回収しきれていなくて、終わりがなんだかモヤモヤします。

もうネタバレありで良いと思うんですが、

  1. 未来を見てきて、地球が滅びることを知って、対処しようとする父
  2. 父の対処方法があまりにムチャなので、止めようとする息子
  3. その対処方法は、ドラえもんたち現代の人々にとってもかなりの厄災を引き起こすこともあり、息子を支援するドラえもんたち
  4. 結果、息子が父に勝つ
  5. 父は息子のエンジニア力の高さを評価して、ハッピーエンド
うーん…。

「1」が解決されないまま終わってるんですよね。

とりあえず、「人間には未来がないことが約束されました」って終わり方は、映画ドラえもん的な終わり方としてはどうなんでしょう。

モヤっとします。

大人にとっては、少なくとも自分にとっては、モヤっとする評価かなぁ。

「南極カチコチ大冒険」のときは、少なくともこういうモヤッとさは、無いか、あったとしても最小限に抑えられていたと思うんですよね。

こういうデカイレベルでモヤッとさが残されるのは、ちょっとなぁ。全体評価に影響を与える気がするなぁ。


ところで、今回の作品中でも、ちょっとだけ出てきました。

通り抜けフープ。

これって、利用者の心の中を忖度して動く道具ですよね。

例えば天井に通り抜けフープを付けたとき。

屋根の上に出ることを期待しているのか、屋根裏部屋的なところに出ることを期待しているのかは、利用者しかわかりません。

あるいは、物語の作り手の心を忖度するのか。

ドラえもんは基本的にギャグ漫画ですから。

屋根の上に出た方がギャグが成立するのか、屋根裏部屋的なところに出た方がギャグが成立するのかは、物語の作り手が決めることですからね。

それから、分厚いガラス面で通り抜けフープを使ったとき、斜めから見たら何が見えるのか、ということを小さい頃から気になっていました。

通っている人の内蔵とか見えちゃうのかね。

で、先日朝目が覚めたとき、寝室の横に、通り抜けフープを通っている最中のドラえもんが見えました。

doraemon_torinuke1.jpg

ふと、小さかった頃の疑問を思い出して、裏返してしまいました。

doraemon_torinuke2.jpg

まぁ、そうだよなぁ。

起床から少し経ってみて、ようやく頭が冷静に働くようになって来て、わざわざ確認するほどでも無いことを確認しちゃったなぁと。はずかしい。。。



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