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■特定のコアだけを100%フルパワーで偏って使い続けたら特定の物理的な箇所だけ歪んだりするのかな

2017年 9月30日(土) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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現在、Raspberry Pi 3(model B)を使って、夜な夜な avconv でエンコードを流しています。

毎日夜間、20分くらいずつ。

Raspberry Pi 3(model B)は、クアッドコアのCPUを持ちます。

avconvはCPUをフルに使いますので、4つのコアを100%利用してエンコードをしてくれるのですが、この間、CPUの温度は50度~60度になります。

夏の暑い時期は、さらに高い温度になるかもしれない。

そのため、夏場はサーキュレータの風を当て続けていました。

そろそろ秋といっても良い時期になり、良い感じに気温も低下してきましたので、サーキュレータを回し続ける運用も終えて良いかなぁと思っていますが、一時的に急激にCPUの温度が上がってしまうことに変わりはないため、どうにかしたいと考えています。

CPUをフルパワーで使わなければ・・・たとえば、avconvを使うときに、CPU利用率を50%とか75%に低下させることができれば、温度もさほど上がらなくなるのかな・・・とか思っています。

Linuxでは、taskset コマンドを使うことで、「特定のコアのみを使ってプロセスを動かす」ことができます。

Raspbian OSにもこのコマンドが準備されていますので、使用することができます。

ここでふと気になったのは、特定のコアだけを100%フルパワーで偏って使い続けたら、そのコアが存在している物理的な位置のみが急激に熱を持ったりすることになるんだろうか?ということ。

普通のPCや普通のサーバのように、風冷をしているならば、まだマシかも知れません。

うちのRaspberry Piは、ヒートシンクしか置いていないので、ちょっと心配です。

(現在は、サーキュレータで風を当てていますが、世間の気温も低下してきたし、その風を止めようって話をしているので、心配になっている)

CPU内の特定のコアのある物理的な箇所のみが急激に熱を持ち、熱で膨張して、特定の箇所だけ歪んで、CPUの寿命を縮めるんだと嫌なだなぁと思うわけです。

心配しすぎかもしれませんけどね。


ネットでググってみると、特定のコアに処理をやらせ続けることによって熱の偏りを心配する声よりは、グリスの塗り方の失敗で、特定の部位から熱が逃げないことにより、熱が偏ることを心配する声が上がっているのを見かけます。

とはいえ、たかが数ミリ、数センチの範囲の熱の移動はすばやいため、あまり気にしても仕方が無さそうという意見もあります。

また、そもそもCPUのコア内でも、回路設計上、各処理・各演算を担当している物理的な位置というものがあり、当然、各処理・各演算の種類ごとに熱の持ち方も違うわけで、そもそも偏りが生じているという話もあります。

CPU温度測定のそもそも論として、温度測定を担当している物理的な位置が、CPU全体の普遍的な温度になっているかという問題もあります。電気的に温度を測定するというのは、そんなに簡単な話ではないようです。

そういった偏りがCPUにゆがみを与え、CPU自体の寿命を縮めるかどうか…はどうなんだろう?

CPUの温度がCPU自身の寿命に影響を与えるかを調べてみると、「CPUが焼ける」のは昔の話、熱でCPUは壊れないという記事が出てきます。CPUの温度が上がりすぎて、CPUが歪んだり、ましてや煙が出そうになる場合は、CPU自信の保護機構が働いて停止、あるいは速度を自動的に落とす制御が働くとのこと。

ただし、その温度がCPU周辺のパーツに影響をもたらすことはあるそうで、冷却には気を使いましょうね、とのこと。

なるほど・・・。



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